表の意味を越えてやる

実際、僕も古参Perfumeヲタとして新参ヲタには迷惑している。現にP.T.A.イベントにいけなかったり、はたまたP.T.A.イベントにいけなかったり、総じてP.T.A.イベントにいけなかったりと様々な形で皺寄せを受けている。未だに自分のような古参ヲタがP.T.A.イベントに参加できない現実を受け入れることが出来ていないのだが、記念すべきファーストファンクラブイベントにはどうしても自分の会員番号で馳せ参じたい。だが、自分がせこせこと会社で働いている間にもファンクラブイベントを楽しんでいる奴らは確かに存在し、あまつさえ翌日がバレンタインだからってPerfumeにチョコレート貰うんじゃねえか的な絶望的観測をしてしまう。そんな奴らの破顔したツラを想像しただけで、懐中電灯二本 in 鉢巻という極めてフォーマルな八つ墓村スタイルでリキッドルームに乗り込みたくなる。

とにかく新参ヲタは許せない。先日のカウントダウンライブでも知人とそんな古参ならではのトークをしていた。「いやーPerfume売れて本当によかったですよね」「ホントですよ、ずっと見守っていたので感慨深いです」「いつごろからPerfume好きだったんですか?」「僕はベストアルバムからぐらいですね」「あーそうなんですか、僕はリニアモーターガールですね」「え? あぁそうですか、でもなんだかんだで僕の周りではデビュー前ぐらいから話題でしたけどね」「へぇー、でも僕はスウィートドーナッツのメイキング見てPerfumeのこと好きになったから実質僕のほうが早いですね」「あれ? あれあれ? え、競ってるんですか?」「はい? いやそういうんじゃないけど僕のほうが早くからPerfume好きだったかなって」「でも知ってたのは僕のほうが絶対早いですよ」「まあどうでもいいじゃないですか、Perfumeが売れたことには違いないんですから、僕のほうが早いんですけど」「早いとか遅いとか関係ないですよね、僕が最速Perfumeヲタですけど」と、お互い初めて参加したPerfumeのライブで高尚な論争を繰り広げていた。

新参だとか硬派だとかアーティストだとかハロプロとは違うとか、そんな前置きを冗長に語るより、楽しいものに対して率直に楽しいと叫びたい。Perfume自体で物語りは完成しているから言葉はいらないっていう気持ちもわからなくはないけど、僕は心の底から沸々と湧き出る言わなくてもいいことを言いたくてしかたない。目の前に絶対的に面白いものがあるのにも関わらず、色んな枠に捕らわれて素直に好きだと言えないことが何より無駄で退屈でつまらない。きっと今もPerfumeは楽しいことを生み出す準備をしている。手を伸ばせばすぐにでも最高な瞬間をPerfumeはプレゼントしてくれるのに指をくわえているのはもったいない。誰がなんと言おうが僕は純粋に楽しむ、Perfumeは本当に面白い。



あとカウントダウンライブのときは言わなかったけど、冷静に考えたら僕のほうが100%早い。僕は現・華コレクションさんのストーカー的妄信的寄生虫的読者であり、このエントリーもバッチリ牢記している。別サイトである柴田さん専用であるPASAもずっと見ていたし(掲示板にも書き込んでいた)、なにより僕はハロプロPerfumeの奇跡の邂逅であるこの音源を持っている!!!!! あえて言ってしまえば、知人のS氏よりもPerfumeヲタとしてもメロンヲタとしても古参である。だいたいアイツは村田さんヲタを自称しているが、村田さんの才能が爆発したアイさがでのリットン調査団との絡みをリアルタイムで見てないくせにやたら上からメロン記念日を語ってきやがる、無自覚失礼にもほどがある、なんてことは一つも思わない。新参も古参も関係なく、楽しいものは楽しめばいい、だけど200%僕のほうが早い。