ああっ麻里子さまっ

「篠田さんって娘むっちゃ可愛いやん。」サッカーオリンピック代表の安田理大の日記にもあるように、世間の人間は未だにAKB48のポテンシャルを見縊っている。つーか篠田麻里子をご存じない。僕は、麻里子様の魅力に気付いていない人間=ただ単に麻里子様を生まれてこの方知らないだけ論をずっと力説しているのだが、ご多分に漏れず安田もその一人であった。麻里子様を見た人間が必ず呟く一言がある。「ああ麻里子様」彼女を瞳に入れてしまった瞬間、自らの経験則に基づく『理解』というキャパシティーを越えたときに溢れ漏れる感嘆の一言だ。あまつさえ、神の悪戯が重なり人生の真っ当なレールを脱線して、劇場で生の麻里子様の麗姿を体感してしまったときには「麻里子様、ああ麻里子様、麻里子様」と生まれて初めて松尾芭蕉の気持ちが「言葉」でなく「心」で理解できた!と叫んでしまうだのだ。八面玲瓏な麻里子様の容姿についてはわざわざ触れるまでもないので、麻里子様が麻里子様と呼ばれる所以でもある常人には図り知ることの出来ない雲上人のパーソナリティーについて、僭越ながら小生の”明日までもうちょっと。”2008年3月10日のラジオの感想と共に少しでも知って頂けたら幸いである。

この回の麻里子様は自己紹介時から一味違った。普段は「魅惑のポーカーフェイス」「博多のフランス人形」などのキャッチフレーズで始めるのだが、今回麻里子様がチョイスされたキャッチフレーズは「福岡の狂犬」であった。なぜに出だしから攻撃的なスタンスを示さなければならなかったのか、それは共演者に麻里子様の大好物である腹筋バカのオカロこと秋元才加がいたからである。麻里子様はオカロを寵愛されていて、彼女がその場にいようがいまいが関係なく度々ラジオなどでオカロの名前を出してはイジっていた。愛すべきオカロとの競演により、麻里子様のアクセルはスタート時からベタ踏み状態なのであった。

最初のリスナーからのメール紹介においても、「千葉県」という言葉(今回のオカロのキャッチフレーズは「千葉の踊り子」だった)を聞いた途端にテンションがMAXまで高まり、「千葉県キタァッ!」と同郷のオカロを挑発し、「千葉県の踊り子! 踊って!」と開始早々から無茶ブリをぶっ放していた(ちなみにオカロはその間、無言)。その結果、ラジオ大好き花ちゃんから「いいですか? メール行っても、いいですか?」と冷静に怒られた。リスナーからのメールの内容は「自分の歯茎下にある口内炎に名前をつけて下さい」というクソどうでもいい便りであった。それを聞いた麻里子様は「でもね、才加も口内炎飼ってますよ、二匹ぐらい」と開始一分弱で二度目の無茶ブリを敢行。しかし麻里子様の投げたボールは「飼ってませんよ」と超低いトーンで速攻オカロに打ち返される。ここで花ちゃんから「すいません篠田さんあのー秋元さんを苦しめることだけは止めてあげてもらえますか」とまたも冷静に怒られる。ちなみに花ちゃんのほうが年下である。

この後もオカロの帽子に付いているファー&「踊り子」というフレーズを存分にイジり続ける。そしてラジオのワンコーナー『バナナの早食いでギネスに挑戦』という企画を聞いた瞬間、麻里子様は「バナナ得意だ才加! 超好きなんですけど!」と決め付けて、「主食なんですよ!」とチームKツインタワーの片割・さえと共にオカロを蹂躙していた。当のオカロ本人は「え? いつからいつから?」とパニック状態。その後も麻里子様とさえは「え、食べてるよねいつもね」「バナナ食いてぇバナナ食いてぇって言ってる」と悪ノリの極みを見せつけていた。さすがに収拾がつかないと判断したメインMCのK太郎が会話を遮って無理やりゲーム説明を開始した。しかし飢えた狂犬麻里子様は「あっでも、才加は、皮ごと食べるから(早い)」と、どんなに苦しい体勢からでも無理やりオカロをLOVEる(イジるなんて言葉じゃ足りない)。オカロが瀕死の状態からやっと搾り出した言葉は「アニメじゃないんだから」という至極真っ当な意見であった。さえが言うには、オカロはこの反論を相当まいった顔=引きつった顔をしながら言っていたらしい。

それからもバナナ早食い記録ホルダーである『スティーブ』の名を聞けば「スティーブ!」と即座に友人のように呼びかけ、周囲から「篠田さんうるさいんですけど」「篠田のテキトーモードが今日は凄いな」「もうギネスに挑戦しようよ、ちゃんと!」と割とマジで怒られるも、麻里子様自身は「あぁー面白い」と一人ご満悦。だが、この言葉の後に続いて出てきた驚天動地な発言に、その場の時間は完全に停止した。

「こんだけ盛り上がっておいてあれなんですけど、バナナ食べれない人はどうしたらいいですか?」

これぞ麻里子様! 空気など一切無視! やりたいときやりたいことをやって喋りたいときに喋りたいことを言う! 麻里子様には平民のルールなど通用しない、麻里子様こそが法なのだ! 一瞬の沈黙の後に「ウソでしょ? 食べれないの!?」と花ちゃんがドン引きしながら訊くと、極めてシリアスなトーンで「バナナ一本しか食べれないです」とマリー・アントワネット以来の超絶わがまま発言!!! それを聞いたメンバーが「もう断念しちゃうの!?」「じゃあどうやって食べるの」「お疲れ様でした」「今日は4人だけの挑戦ということで」と呆れながら笑っていると、大真面目に「こんな盛り上がっていて悪いんですけど、一本しか食べれないんですよバナナ」と念を押すかのように麻里子様は呟いた。アレルギーなどを持っているのかと周囲が心配した空気になった刹那、麻里子様から飛び出したバナナが食べれない真の理由は、

「一本以上食べると、キツくなる」

さすが麻里子様! おれたちにできない事を平然とやってのけるッ、そこにシビれる! あこがれるゥ! 誰もが唖然として閉口する中、オカロだけが「オイ!!!」と怒っていたのには愛を感じた。そんなバナナの早食いに自信があったオカロが「世界のもっさんになれるかもしれない」と期待感を口にすると、それを聞いたさえが「世界のモンスター?」と訊き直す一悶着も挟みつつ、オカロがバナナの早食いに挑戦している最中も麻里子様は絶好舌。「秋元いいね!」「才加、目が本気! ちょっと涙目!」「(バナナを電話に見立てて)もしも〜し?」と真剣に挑戦するオカロには真剣にふざけて応える麻里子様。そんな麻里子様の愛に溢れた応援のおかげなのか、なんとオカロは一時的に世界記録を抜いてしまった。それを見たさえが「才加がやっぱりモンスターになるかもしれない!」と爆笑していると、今までの溜まりにたまった鬱憤を爆発させて「……モンスターじゃないッッッ!!!」今日イチの激怒をみせたオカロ。それを見ていたはずの麻里子様は何事も無かったかのように「申請したら世界のモンスターかもよ?」と平然とヌかしてみせた。さすがのオカロも苦笑いを浮かべながら「世界のもっさんですから」としか訂正できなかった。

どよめくスタジオ内で、オカロがきちんと時間内にバナナを飲み込んでいたのかが議論されている中、麻里子様が弾き出した結論は「じゃあ今からもう一回やれば?」という愛ゆえの非情なる宣告であった。そして「じゃあ世界のモンスター」で登録しようと皆が盛り上がっている頃、「やめてホントにそれマジで!」とオカロが乙女な部分を垣間見せだした頃、麻里子様は一人ラジオブースにある何かを高速で擦って遊んでいた。「ほら笑ってる! アハハハ!」と高速で擦りながら不快な金属音を立てて一人笑っていた。花ちゃんが「だいじょうぶ今日麻里子?」と嫌気が差した声で心配してしまうまでに、『凶行』と呼ぶ以外にないカオスなテンションな麻里子様であった。

バナナ早食いに続いては『AKB48内のオリジナルランキング』を追求するコーナー。じゃんけんに勝って選抜された花ちゃんが「先週に続いてまた勝ってしまった……」と微妙な心境を吐露しているのに対して「髪切った?」とウルトラ唐突な質問をぶつける麻里子様。「(どうでもいいことを)電波に乗っけて言うのやめてもらえますか?」と花ちゃんが正規のルートに話を戻そうとすると、「タモリさん風に、髪切った?」と誰も笑ってないのに二度目のトライをする麻里子様。話力のないメンバーであったらお笑い大惨事が起こっていたところだが「すいません、先に進めて下さい」ラジオだけが幼少期からの友達である花ちゃんの教科書どおりのスルーによって事なきを得た。

そんな花ちゃんのランキングテーマは”今いるメンバーの中でこの人と結婚したいランキング”であった。それを聞いた麻里子様は「そりゃもう決まってるやろ!」と当然の勝利宣言を早々に述べた。他のメンバーはもちろん「え?(苦笑い)」の一言であった。花ちゃんが選んだ3位は秋元才加。なぜか審査委員長的な立場からコメントする麻里子様は「才加3位に着たか、1位かなぁってちょっと思ったの」心無いコメントに周囲が軽くざわつく。2位は松原夏海。麻里子様のコメントは「なんか癒し系だよね、癒し系」。今まで耐え忍んできた唯一の御淑やか系・なっつみーが、ついに皆がギリギリのところで抑えてきた爆弾を落としてしまう。「本当に!? なんかねえ、信じ難い! まりちゃんが言うと!」。それに乗じてK太郎が「今日の篠田の言ってることは9割ぐらいウソ!」と民衆が皇女に向けて一挙に反撃に転じた。止めにさえが喉に詰まった痰を切るというアイドルのラジオに有るまじき行為をやってのけ、「さえ自由すぎ! 自由すぎ!」と音速で政権を取り戻した麻里子様であった。さえがアホであるのは仕方が無いが、自由が過ぎるのはお前だよ!と誰もが思ったことであろう。ちなみに花ちゃんが選んだ1位は宮澤佐江であった。その結末にさえは、メンバーに心底気持ち悪がられるほど狂喜乱舞していた。補足としてランキング自体には麻里子のマの字も出てこなかった。

次にランキングを決めるのはオカロ。「世界のチャレンジャー秋元です」と言ってはみたものの、当たり前のように麻里子様が「世界のモンスターやん」と突っ込み、「モンスター推すなって」と本気で凹んでしまったオカロに対して麻里子様が差し伸べた救いの言葉は「モンスタ〜♪」という世界の果てまで悪ふざけ切った鼻歌であった。つーかコイツ絶対酒飲んでるだろ。オカロのランキングテーマは”お嫁さんになったらこんなことしますランキング”。麻里子様にとっては鴨が葱を背負ってやってきたようなお題だ。


第3位「毎日、ちゃんと料理を作ってあげます」
麻里子様「得意料理なに!?」
オカロ「その人の好きなのを作ってあげる……」
麻里子様「ふぅー! 臨機応変に!(K太郎と花ちゃん嘲笑)」


第2位「えっと、少しはその人の……好みの、女性になる」
麻里子様「合わせちゃうんだ!?」
オカロ「……うん」
麻里子様「貴方色に染まっちゃうよみたいな!?」
オカロ「ううん、少しだけ」
麻里子様「自分を持ってる感じじゃなくね?」
オカロ「はい、持ってます!」


第1位「はい、毎日たくさんチューをしてあげます」
麻里子様(例の不快な摩擦音を立てて雄叫びを上げる)
オカロ「笑い事じゃないだろ! この笑いいらないだろ!」
麻里子様「いやぁ〜あ、ドキドキしたねぇ、ドキドキしたねホントに」
さえ「じゃあ、おはようのチュー、いってらっしゃいのチュー、おかえりのチュー、おやすみのチュー」
オカロ「はい」
麻里子様「あとは?」
さえ「(笑いながら)いただきますのチュー、ごちそうさまのチューみたいな感じですか?」
麻里子様「あとはあとは?」
オカロ「うーん……」


オカロが終始乙女パワー全快で恥らいながら答えているのに対して、完全なる(ああもうぶっちゃけてしまうと)キャバクラ嬢トークで責立てる麻里子様。最終的にこの圧迫面接に耐え切れなくなった純潔オカロは赤面しながら「楽しいねぇえ! 楽しいぃいねえ!」と精神崩壊を起こしてしまった。ラストの締めのコーナーでも麻里子様は「今日は才加ですね!」「もうカリスマだよね、バナナのカリスマ」と煽り続けて、「褒めてんのか貶してるのか」と憤慨するオカロに「貶してないよー、褒めてもないけど」と最後の最後までどこまでもなヤツであった。

以上が深遠なる麻里子様の片鱗である。ここまで書いておいてなんだが、僕の推しメンはたかみなだ。なぜなら、唯一無二の存在である尊い麻里子様に対して『推す』などというスタンスは無礼極まりないからだ。最早『崇拝』という距離感で麻里子様を敬わせて頂いているのだ。つまり僕の推しメンはたかみなであり、崇メンは麻里子様なのだ。ちなみに麻里子様の”自分のここが可愛いと思うランキング”第3位は「顔(調子に乗ってると思われるのがイヤだから3位)」、第2位は「照れ屋さん(自分でもテレながら可愛いと思うから2位)」、第1位は「寝起き(スっと起きてソソソソっと歩けるから1位)」である。世界の迷える子羊たちよ、今こそ麻里子様の下に集うのだ!!! とりあえず麻里子様の画像も添付しておくので、『麻里子女神教』に入会されたい方々は、いますぐお布施として僕にAKBヲタのカワイイ女の子を紹介して下さい。いやAKBヲタでなくてもいいので、可愛くておっぱいが大きくてお金持ちの女の子を紹介して下さい。いや、おっぱいが大きければなんでもいいからください、おねげえしますだ!!!!!



まだまだ初々しい麻里子様



変顔もカワイイ麻里子様



さえも美人だと気付かされる麻里子様



史上最強のアイドル2トップな麻里子様



足がよくわからないことになってる麻里子様



光で飛ばしすぎな麻里子様



ハロショの生写真みたいな麻里子様



なんかもうなんか殺してくれ!な麻里子様



地球に生まれてくれてよかったー!麻里子様



後ろのTheたかみなのほうが気になる麻里子様