パンが一つならわけわけね

Perfume First Tour「GAME」@新潟 LOTSを見てきた。なんていうか、あがったな。双六でいうあがった感覚がある。それほどに幸せな空間だった。大阪で衝撃を覚えて、東京で歓喜を味わい、新潟で至福を知った。これ以上なにが待っているというんだろう。チケット持ってる仙台と横浜になにがあるんだろう。ただこれだけは言えるのは、いい加減誰か6月1日の最終公演のチケット譲ってくれ、マジでそろそろくれって、そういうのあるんじゃないの? ブログ読んでいる人同士の交流みたいのあるんじゃないの? 学生の頃からインターネットの隅っこでコソコソと生き抜いてきたが一切そういう恩恵こうむってないんだけど? あと「ロケットパンツ大好きです!」みたいな人に実際会っても何一つ褒められたことないんだけど? なんかガッカリされてる気がするんだけど? ネットなんて嫌いだ! だけどPerfumeは大好きだ!!! だから千秋楽のチケットどなた様かお売り下さいませませ!!!!!(床に勢いよく額を叩きつけてそのまま手と足をピーンッと一直線に天井へと伸ばして土下座しています)

大阪へ遠征したときに深夜バスという名の地獄車をオミマイされたために不眠症になってしまった僕は、新幹線という文明の利器により座りながら足を伸ばせる幸福を噛み締めながら新潟に降り立った。初めて目にした新潟はカルチャーショックを受けるくらい人がいなくてハンパなく寒かった。近くの交番で新潟 LOTSへの道を教えてもらい、とぼとぼと友達二人で歩いていると遠目から見て局地的に人口密度が狂っている場所があって案の定そこが新潟 LOTSだった。だけどZepp Tokyoでの狂騒に比べれば愛らしい人数で、これはオイシイ!と即座に物販の列に並びパンフレット、フェイスタオル、ラグランシャツ、Tシャツを買った。そのまま寒さを凌ぐために近くのマックに避難するとパフュヲタしかいねえじゃねえかレベルで客のほとんどがシャツとタオルを装備していた。開場の時間になりLOTSへ向い、クローク(でっかいビニール袋に荷物を押し込んで500円で地べたに放置できる斬新なシステム)に上着とバックを預けて入場した。

チケットが100番台だったのでハナっから4列目ぐらいの場所を確保できた。今日一緒に来てくれた友達は学生時代からの友人でPerfumeには興味があるけどライブの耐性が全くない人間だったのであ〜ちゃんが言うところのヘリで観賞していたらしい。僕の周りのお客さんは前線にも関わらず女性の方が多くて大丈夫なんだろうかとあまりに余計な心配していたら左の方から「がんばるぞっ、オー!」×3をやっている客の気合が聞こえて笑った。僕もやりたかった。つーか狭い!!! なんだこの箱の小ささは! 僕はカウントダウン以降のライブ参加者なのでZeppとAXでしかPerfumeのライブを見ていなかったからこのスケールには始まる前からオイシすぎると狂喜していた。で始まったと同時にやっぱ近ぇええええ!!!!!どっかの神経が完全にブチ切れた。アホみたいに距離近くていいんですか、既に泣きそうです。”GAME”を最初から最後までこんなにシッカリ落ち着いて見れたのは初めてでそれだけで感動した。でもそんなこと考えながら周りの女性に気を使っていたら”エレクトロ・ワールド”と”コンピューターシティ”に怒涛の勢いで押し出されていつもどおりドセンターのバー真横に位置してしまい脇腹との死闘を繰り広げるハメになった。客のノリは東京以上ではないにしても密度が尋常じゃないから手を一度突き上げてしまったら下げられないレベルの圧縮率で、熱ければ熱いほど喜ぶPerfumeから「モニターがガクンガクン揺れてるから少し落ち着きましょう」と異例のお達しが飛び出すまでにギュウギュウだった(あ〜ちゃんは前線にいる女性の方々に気を使ってるみたいだった)。でも”コンピュータードライビング”は僕が経験した中では一番の心地好さでハンドルを握ってライブ会場が揺れている一体感に溶けそうになった。ただ肋骨折れたと思った。

MCは(箱の小ささもあってなのか)とにかくあ〜ちゃんがいい具合に気を抜いている感じが伝わってきてすごく伸び伸びと客を煽り続けていた。コールアンドレスポンスも完璧で、あ〜ちゃんが好き放題やっては終始「うへへへ」と例のバカカワイイ笑みを浮かべていてそれだけで幸せになれた。のっちとかしゆかからも緊張感は伝わらず(関係者が来てなかったらしい)、変に肩に力が入っていない柔らかい雰囲気が蔓延していた。客との実際の距離も精神的な距離も近くて、まるで売れる前のPerfumeのライブに来てるような温かい空気が漂っていてずっとMCを聞いていたかった。そんな感覚も初めてだった。

Twinkle Snow Powdery Snow”、”Baby cruising Love ”、”ファンデーション”では目の前にはメチャクチャ気持ち悪い腰使いをする2mヲタ(自分よりも5センチ以上高い奴は全員2mルール)、右には永遠とPerfumeの歌を熱唱し続けるおっさんに挟まれて一気にテンションが落ちたけど、その分冷静にPerfumeを見続けることができた。ファンデーションのかしゆかは何度見ても神です。ファンデーションの8の字にあ〜ちゃんとのっちの間を抜けてゆくかしゆかのおませ顔を見たらみんなゆかちゃんファンになるはずだ。あの小走りに自分のポジションに戻ってゆくダンスを考え出した水野ティーチャーも神。”Butterfly”後の”Take me Take me”はあまりに距離が近くやっぱりのっちを見てしまう。つーか毎回センターに行ってしまうからのっちばかりを見てしまうんだと今更気付いた。”シークレットシークレット”はアガる。シークレットシークレットは毎回高まりすぎて記憶が曖昧になってしまう。最初と最後のポージングしかハッキリ覚えていない、それほど盛り上がる曲だ。それにしてもシークレットシークレットからの”マカロニ”への繋ぎはどうしようもなく泣ける。このツアーのセットリスト考えたPerfumeはマジで天才(ポリリズムをMC後のトップに修正したのもナイス判断)! 最初の4連発でガッチリ客を掴みMCにて落ち着いたところで徐々にミドルテンポの曲に落としてゆき着替えタイム後の突然のTake me Take meで一気にギアチェンジして客を虜にした上でイントロとアウトロが美しいシークレットシークレットで客を爆発させてフェイドアウト後のマカロニのドラム音で涙。後半の息つく間もないキラーチューンの畳み掛けは言うまでもない。

物販宣伝のMCコーナーはいつもよりも簡潔になっていて嬉しかった。もちろんショートコーナーは継続中。どうやら前回の名古屋公演でイケメンかしおゆたか先生なるのち夫のライバルが現れたらしく、そこからはかしゆかに代わりのっちがダイジェスト版のナレーションを務めたのだが、あ〜ちゃんに「なんかのっち下手」とバッサリ切り捨てられて、あ〜ちゃんかしゆかが普通に前回分を演じてくれるという奇跡が起こった。その間のっちは本気でスネて、「だって初めてなんだもん!」と下唇を噛み締めながら「私、どうすればいんですかねえ」とイジケてる様が可愛くてあ〜ちゃんかしゆかの演技をほとんど見ていなかった。そりゃあみんなのっち好きになっちゃうよと思った。今回のドラマで面白かったのは、あ〜ちゃんに「のち夫くんどんな音楽の聴くの?」と訊かれたのち夫が「お、俺、知ってるよ! あ〜ちゃんPerfumeって言うんだろ」と酷く気持ちの悪い返しをして、あ〜ちゃんが「え? 私Perfumeだったの!?」と衝撃的な事実が発覚した瞬間だった。しかものち夫はPerfumeのトートバックを持って大学に通っていることが判明して必死に隠していた。のち夫は「あ〜ちゃんなに食べるんだろうな」と一々気色悪く、「やべ! 俺あ〜ちゃんの友達じゃなくてただのファンじゃん!」と正気を取り戻したのには安心した。このコントの前に、あ〜ちゃんかしゆかがヲタクと女の子のファンが仲良くなる方法を客にレクチャーしていたのだが、そのヲタクよりものち夫はキモい。とりあえずのち夫はこちら側の人間な気がして応援できるのでかしゆた先生に負けて欲しくない。

ポリリズム”、”チョコレイト・ディスコ”、”パーフェクトスター・パーフェクトスタイル”、”ジェニーはご機嫌ななめ”、”Perfume”、飛ぶこともできないぐらいの圧縮の中でもみんなが精一杯手をあげて声を出していた。東京がコンクリートジャングルを生き抜く狩猟民族のノリだったら新潟は米どころ農耕民族のノリ。東京は自分が盛り上がることが全てだった気がするけど、新潟は客一人ひとりがPerfumeと盛り上がろうとする優しさを感じた。ステージの狭さ、客との距離感、Perfumeの力の抜け具合、客が分別を弁えてる(変な主張をする奴がいなかった)、それら全てが奇跡のように噛合って今までにない優しくて素敵なライブだった。あと、かしゆかは2番の「期待してる男の子♪」で毎回絶対俺を指差してる!と友達に熱弁をふるったら「お前が毎回同じ位置にいるからだろう」と冷静に返されて「なるほど……」と我に返った。

アンコール後のMCではいつもどおり武道館決定が発表される。いつもはあ〜ちゃんタモリ締めをして盛り上がるが、今日はあ〜ちゃんだけでなくのっちとかしゆかも調子に乗ってやっていた。そしてここでのかしゆかが鬼可愛くて死んだ。チャン・チャチャ・チャン!のラストで、チョコレイト・ディスコの「気にしないふり男の子♪」のフリを行い、おまけに「ゆかにもできた〜!」なんてブッ放すもんだから観客全員が殺されて「カワイイ!」「素晴らしい!」の連呼になり、なぜかかしゆかだけもう一度シメることになった。そこでも懐かしの『嬉しいY!』を決め且つ「ゆかこういうの苦手なんだから〜!」とボムをドロップして観客全滅。かしゆか原理主義を決意した瞬間だった。

”セラミックガール”でもPerfumeの向上心が垣間見えた。大阪以降、Perfumeが客に求めていたサビでの手の振り付けが簡略化されていた。現場レベルの声がすぐにPerfumeに届いて、それを良い方向へと持ってゆこうとするスタッフを含めたPerfumeの言葉だけではない『ファンと一緒にライブを作る』強い意志が素晴らしい。ライブに関わるみんなが同じベクトルを向いていて、そんな当然でいて難しいことを軽やかにチャーミングに成し遂げてみせるPerfumeのプロ意識に敬服します。補足としてのっちの中指は何があってもイジってはならないことがわかった。セラミックガールの3本指を突き立てる説明をしているとき、客が「のっちの指の反り具合がオカシイ!」と盛り上がったが、いつもみたいにPerfumeはそれを受け入れて笑わすことなく、かしゆかは「カッコイイじゃろ」と流して、あ〜ちゃんは「なんでそんなこと言うん」と怒り、のっちは完全に動揺しながら「何言ってるかわからない、今度手紙で書いて」と返すのが精一杯だった。何があったのかはわからないけど明らかにPerfumeの態度が変わった場面で、反省したと同時に今まで最高にハッピーだったPerfumeの空気が変わってしまうのではないかと怖くなったが、これ以降はそんな感情をおくびにも出さずに続行していたのに心打たれた。まぁそんな些細な指の反り具合まで見えてしまうほどに距離が近かったという自慢です。のち腋エロい。

ルーレットのコーナーは”SEVENTH HEAVEN”、”ビタミンドロップ”、”リニアモーターガール”で、イマイチ昂らないラインナップ(マジでルーレットもガチっぽい)にのっちのリニアモーターガールを応援したのだが、かしゆかがじゃんけんに覚醒した感があってSEVENTH HEAVENに決定した。つーかSEVENTH HEAVEN出すぎじゃねえ? 曲前のポージングであ〜ちゃんが「東京にいるお父さんに捧げます、七つ目の天国」と無茶苦茶なこと言ってたのが最高だった。そして”wonder2”。いつもはかしゆかが”Perfume”辺りで疲れちゃってる印象があったんだけど今日は最後まで集中して頑張っていた。本当にいいライブだった。東京が頂点だと思っていたけど、ノリは違ってもこんなラブリーなライブに出会えるとは思いもしなかった、新潟ありがとう! ぶっちゃけ新潟県民と遠征ヲタの割合は同じくらいだったみたいだけど新潟ありがとう! 次回も新潟あったら必ず行きます! 新潟 LOTSすげぇー穴場だ!!!

新幹線に乗って東京へ帰る車中で友達とビールを飲みながらライブの感想を言い合った。友達は別にアイドルを好きではないし、ライブによく行く人種でもなければ音楽にあかるい人間でもない。そんな人がPerfumeのライブをみて楽しめるのか本気で不安だったけど友達から言われたのは「誘ってくれてありがとう」だった。僕に向かって素直に感謝するような人間はないので驚愕したし、交通費だけで2万払ってるのにそんな言葉が出てくるとは思わなかった。「Perfumeはいい子たち」「あ〜ちゃんがカワイイ」「お辞儀が深くて長い」「あ〜ちゃんはテレビで見るよりかわいい」「ファンのノリが気持ち悪くなくて最高だった」「あ〜ちゃんが思ったよりもカワイイ」「チョコレイト・ディスコを生で見れて感動した」「それよりも生のあ〜ちゃんはかわいい!」のっちが何となく好きだと言っていた友達がずっとあ〜ちゃんを褒めていた。僕はその度に「そうだろう、そうだろう」と深く頷きながらPerfumeってすげえや!と泣きそうになっていた。だけど、ライブ開始後に一気に客がセンターに押し寄せて、ヘリにいた友達が悠々と最前近くまで歩み寄り、Perfumeから爆レスを受けていたことを淡々と話し出して「死ね、いやマジで死ね、つーか死ね、本気で死ね、今すぐ死ね」の5連発DEATHをして不貞寝した。Perfumeは一過性のムーブメントなんかじゃない。今更ながらそれを再認識した。

情熱は約束を守る

Perfume First Tour「GAME」@Zepp Tokyoに行ってきた。燃え尽きた、完全燃焼した。こんな感覚は初めてだ。何もしたくない、何も言いたくない。会社にも行きたくない。明日仕事辞めそうだ(たぶん明日になったら素知らぬ顔で行く)。一緒に見に行った友人にライブ後「燃え尽きた」「言葉がない」を繰り返し呟いていた。ただ、家に帰ってから沸々と湧き上がるこの情熱をどうすることもできない。止め処なく熱だけが体と心から放射され続ける。この感情をこの瞬間に刻まなければ嘘になってしまいそうで怖い。とにかく書かなければという想いだけが爆発している。そんなわけで今日の感想を書きます。

PTA先行予約で確保したにも関わらずAの1000番台という奇跡的なクソチケットだったので開場ギリギリにZepp Tokyoに着いた。友達から「スゲエことになってる!」というメールを既に貰っていたので、ある程度予想はしていたのだけど、それを遥かに超える人の海。カウントダウンライブのときに今日一緒に見た友人と「すげえ客だな」と話していたのがバカバカしくなるくらい人と人が重なって巨大な波を作っていた。半年足らずでこんな事態になってしまうとは誰が予想できただろう。追い討ちをかけるようにAとBが同時入場という事実を知って「今日ほどみんな死ねと思ったことはないですよ」と友人に漏らしてしまった。ごめんなさいPerfumeとファンの皆さん。もう大半の客が入場した後にすごすごと右側の通路から一番前の扉を開けて入場。案の定ガチガチに人が詰まっている。こんなんじゃなかったのに!こんなんじゃなかったのに!!!と脳内でオリコン1位への嫉妬心がハンパないことになっていた。如何にクソ番でもやる気次第で最前近くまで行けたのが泡沫の夢のようだ。だって右側のドア閉まってねえもん。通路まで客溢れてるもん。で、無理やり押し込むんだもん。おかげでセンターまで行けたよ。

そんな訳で90年代に思春期を潜り抜けた世代には堪らなくもダサいSEの選曲(HRはもっさんの趣味?)に「ブラーとオアシスどっちが好きでした?」なんて会話をしながら既にバカかっつーくらい熱い会場の中で我慢しながら開演を待った。そうして一曲目が始まった瞬間ありえねえ、いやマジありえねえ圧縮の中、いつもどおり前方へと運ばれた。大阪のライブを体験したとき、オリコン1位になったことにより初めてのお客さんが増えてノリに統一感が薄れたのだと思ったけど、ごめんなさいと土下座したくなるほど東京すげえ! 本気でヤバかった。”GAME”すげえカッコイイ! ライブ始まる前に友達と反省した「今ヤバイくらいGAME好きになっちゃったんですよ」「やっぱりですか! 俺もなんですよ!」という後悔を思い出すカッコ良さ。なんか大阪よりもPerfume自体のダンス・シンクロ率も高まっていた気がする。”エレクトロ・ワールド”!!! 2曲目の時点で過去最大の汗の量! もう俺の周り全員ヌルヌル! つーかこれだよ! このノリだよ!!! この感覚だよ!!!! 笑顔を拘束できないほどにジャストなタイミングでみんなが乗ってくる! 最高だ!!! んで”コンピューターシティ ”! この時点で後ろへと場所を移動する人が出るまでに異様な熱気! 少しでもスペースが空くと高速でガンガン詰めてきよる! ここで気付いた、ロックフェス慣れしてる奴らばかりだ! いつもなら余裕で最前近くまで流れで行けるのに、ムカツクくらい肩と腕の使い方うめえ奴らばっかりだ! 10分に1歩ぐらいしか前に進めないツワモノばかりだ! だけどそれが最高に気持ちいい! 畳み掛けるように”コンピュータードライビング”! 揺れてる! めっちゃハンドル持ってるよ! 大阪がウソみたいだよ!!! 東京最高!!!!!

MCはホント部分部分しか覚えてない。のっちの「Perfumeのライブ初めての人!」に隣のスキンヘッドの人が手を上げていて、確かに最初はノリがおとなしかったんだけど最終的には屈強なるパフュヲタに成長していたのには色んな意味で泣けた。Perfumeすげえ、俺の周りの客すげえ。

Twinkle Snow Powdery Snow”、”Baby cruising Love”、”ファンデーション”、大阪ではホッコリしながら見れる余地があったのに、東京は落ち着く気などサラサラねえPerfumeに狂った奴らばっかりだ! 一々大阪を引っ張り出して大阪批判をしているようだが、今日は本当に半径3m内のファンに恵まれていて、ライブ慣れしているというか『休む』という言葉を忘却した人間ばかりだった。Twinkle Snow Powdery Snowで大サビ後の、ライトが落ちてセンターでのっちが天に向かって指を差しながら唄いだす場面は今まで見たTwinkle Snow Powdery Snowの中でも屈指の瞬間で、俺の視界に入る全ての人間がのっちを指差して、あの残念プリンセスのっちが神々しくもあった。Baby cruising Loveのラストのリフレインを唄うようなウザったくも熱いヲタもいて、俺が声出して跳ねたならばすぐさま後に続いてくれる人ばかりで最高に楽しかった。そして最初よりもだいぶ前方に移動して気付いた。ここ最前ブロックじゃねえッッッ!!!! 俺の前にいる客がやたら足腰重てえ人間で肩を入れて頑張ってみても不動極まりなくスゲエなと感心していたら、よく見ると前にバーありやがる!!! なんつーこった! これ以上前に行けない! ていうかバーより前のブロックのほうが断然ゆるい! 客超ゆるい! スペースすげえある! なんでこのブロックだけPerfumeに命賭けてますよみたいなイカレタ奴らばかりなの!? 最高じゃねえか!!!!!!

”Butterfly”が流れてPerfume舞台にいないのにぜんぜんモッシュ止まらねえ! 前の野郎むしろPerfumeいるときよりも元気に頭振ってやがる! つーかこいつが動くと体ギュウギュウに接触している俺も自動的に動かざるを得なくて自然に周りも自棄気味に頭振っていて安息って言葉を返してよ!と今年で26歳の自分は泣きそうだった。”Take me Take me”はかしゆかがエロイと評判だったので、最初はかしゆかばっかり見ていたのに辛抱溜まらずにのっちを見てからはやっぱりのっちだけを見てしまった。だってのっちエロいんだもん! のっちの躍動美はエロスですよ!!! そこからの”シークレットシークレット”!!! イントロがかかった刹那に客暴発! でも一瞬のフェイドアウトにはきちんと静まる出切る奴らだらけ! 俺、客のことばっかり書いてる!!!!! この曲は何度も言うけどマジ泣けますよ、かしゆかが堂々と三歩前に出てきたら誰だって泣くでしょうよ!の上に”マカロニ”!!! セットリスト知ってるのに「キャアアア!」って叫んじゃった。好きで好きでしょうがない。「これくらーいの感じで♪」の菱形ダンスを左隣の客がやっていてガツンガツンエルボーくらったのに(すいませんと謝る紳士さを持っていた)ニヤケが止まらない。そりゃマ・マ・マ・マカロニ!って言いたくなるでしょうよ!

でもってここのMCですよ、もう初めてですよ、あ〜ちゃん早く唄にいってくれと願ったのは。Perfumeファンに有るまじき想いなのですが、それほど限界ヨロシクでした。大阪なんて寝ずにライブ行っても俄然綾香だったのに、バリバリコンディション整えてきた今日なんてマジで大きく深呼吸するまでに体力メーター点滅していました。なにより大阪でやってたあのショートコントが続いていたことに衝撃を受けた! しかも本編よりもダイジェスト版(かしゆかナレーション)のほうが遥かに面白いという二度目の衝撃!!! やっぱりこれのっちを男優にしたのは完全なるミスキャストでしょ! のっち童貞ハートの持ち主だもん! でもそこがイイ!!!

滑らかに”ポリリズム”のポージングに移動して歓声! やっぱり何処でもポリリズムの人気はすごい。ポリループでも大歓声。この辺で自分の体の異変に気付く。汗かいてない。脱水症状起こしてる。そんな中、”チョコレイト・ディスコ”。よし、死のう!と決意しました。「Perfumeと云ふは、死ぬ事と見付けたり」と覚悟を固めました。でも実際死んじゃったらPerfumeに多大な迷惑がかかるので死なない程度に暴れまわりました。いやぁ気持ちいい、初めてこの曲をカウントダウンライブで聴いたときは客イジんないで原曲に忠実にやって欲しいなあと思ったもんだけど、今となっては「ディスコ! ディスコ! ディスコ・コ・コ! ディスコ!!!」と手を伸ばして叫べる幸せは何にも代え難い(つーか「期待してる男の子!」でかしゆかに指差された! あ〜ちゃんが視線を外したら負けだっていうからずっとエロ目で見ちゃいました!)。でも”パーフェクトスター・パーフェクトスタイル”の指リンリンも捨て難いよね! 周りの奴らが踊れる人間ばかりで楽しくてしょうがなかった。ここでこうくるっしょ!ってタイミングで絶対そろえてくれる。一体感を強制する気なんてさらさらないし、テクノなんて自由に楽しむことこそが正解なんだと思うけど(ディスコとかテクノポップとの違いはまた今度)、オシャレクラバーに何て言われようが僕の中ではこの熱くてキモくて臭くて破顔しちゃう感覚こそがPerfumeベストの楽しみ方です。だって”ジェニーはご機嫌ななめ”を聴いたら死んだ体が何度でも蘇生できるんだ。いくらでも「のっち!」「あ〜ちゃん!」「ゆかちゃん!」と声が絞り出せるんだ。魂を燃やして”Perfume”を謳歌できるんだ!!! 所狭しと「ユー、ユー、ユー、ユー!!!」とPerfumeへと伸ばされる手の先から迸る愛ですよクラバーのみなさん! 僕にとって本当に美しいものがそこにはあるんですよ!!!

だからこそアンコール後の(時系列違ってたらゴメン)のっちの言葉には涙した。のっちが一人で喋りだして(この日ののっちはやたら感情的だった)「みなさんPerfumeを見に来たんですか?」という当然の問い掛けをした。急に何言い出すんだろうこの子はと疑問に思いながら「オオオー!!!」と盛り上がる客に対して「違いますよね! みなさんライブをやりに来たんですよ!!!」と説教しだしたのは感動した。今日ほど心底実感した日はない、セットリストがほぼ同じでもオーディエンス次第でライブは幾らでも形を変える。僕は今日ここ来れて本当に良かった。

”セラミックガール”では直前に(既にポージングしてた)あ〜ちゃんが振り付け指導を思い出して「東京のみなさんはやっくれない!」とか言いながらもなんとか踊って乗り切ったが正直あの振り付けはノリづらい!っていうか無理がある! でもダンスは相変わらずカッケェえ! あ〜ちゃんがスライドしてゆくのが美しくて惚れた! またも大阪からの時間の流れを痛感することになったのは『ぐるぐるのポーン!』のコーナーが『ルーレットでゴーゴー!』のコーナーに変わっていたことです。何時の間にやら客参加型のシステムではなく、Perfume3人のガチンコじゃんけん大会になっていました。ルーレットで選ばれたのは”彼氏募集中”、”SEVENTH HEAVEN”、”引力”の3曲で、既に大阪でSEVENTH HEAVENを経験している僕は問答無用で彼氏募集中をプッシュするかしゆかを応援しました。更にかしゆかは一度も勝利したことないという事実を知ってかしゆかを全力で応援するものっちが友達欲しいとの理由で引力を勝ち取ったときは、マジで空気読めよと思いました(でも彼氏募集中は既にライブでやったらしいので仕方ないね)。wonder2に関しては、もう言葉がないっス。幸せでした。

ライブ後は珍しく3人とも涙腺がヤラれてる様子で、かしゆかが声を詰まらせたときは僕もヤバかった。あ〜ちゃんの「夢を諦めるな」話には一緒に見に行った友達が泣いたらしい。とにかくPerfumeの3人も最高に盛り上がってくれたみたいで、衣装チェンジの最中もいつもはライブのプチ反省会をしているらしいのに、今日はずっと裸で「楽しい! 楽しい!」と変態(かしゆか曰く)になってたらしい。お客さんが楽しい+スタッフが楽しい+関係者が楽しい=Perfumeも楽しい!の理論が今日のライブは完璧に成り立っていて、今までで最高のライブでした。心から僕の周りにいたお客さんにありがとうと言いたい。そしてPerfumeに超愛してる。おまけに恒例となりつつある、掟さんに拍手を。

NETABARE IN MY OSAKA

4月26日、仕事を終えた僕は夜行バスに乗っていた。理由は言うまでもなくPerfume First Tour「GAME」@Zepp Osakaに参加するためだ。なぜ移動手段が夜行バスなのか、それは金銭的な問題よりもただたんに乗ってみたかったからだ。水曜どうでしょうバカならば一度は深夜バスと一戦を交えたいと思ったことがあるはずだ。そして一度でも乗車したことがある人間ならばこう思うはずだ、やめておけばよかったと。マジで地獄だった。この世の終わりだった。テレビの中の出来事が現実世界で起こってしまうと全く笑えない事態になるのだと猛省した。凄惨極まりない。前の席と後ろの席との戦いが激過酷。足と尻と首が爆発しそうなまでに痛い。そして何よりも眠れやしねえ。なんだか意識が薄れてきたと思いきやキッチリ30分ごとに目が覚める。アンド超孤独。喋ることは許されないし、時間も時間でメールもできないし、mixiで辛さを吐露することだけが救いだった。それを8時間オミマイされた結果、未だに1時間ごとに起きてしまう体内時計完全破壊状態に陥っている。心底恐ろしいのは仙台分のバスも既に予約済みという現実だ。新潟は絶対に新幹線で行こうと固く決意した。

そんなわけでHP10の状態でライブに参戦した。さすがに今回ばかりは最前ブロックは回避しようか開演ギリギリまで悩んだが、結局は超圧縮の中心にいた。自分の体力が無かったせいなのか普段の何倍も苦しかった。というかドセンターに行ってしまったので(友人が言うにはセンター以外はスペースがあったらしい)真ん中に建てられているポールが脇腹に食い込んで肋骨折れるんじゃねえかと生と死の狭間で闘い抜いたZepp Osakaの感想を書きます。

一曲目は”GAME”。やっぱりPerfumeスゲエ!!!!! おそらくヤスタカの想像のはるか斜め上を行くクオリティーライトセーバー超かっくいい! 衣装もダンス用に作り直しているらしくて超かっけええ! 最初はポリリズムだと思っていたので、これが今回のツアーである”GAME”だ!!!!!という指針をいきなり突き立てられて勃起した! やっぱりPerfumeはライブですね! 2曲目はその盛り上がりのまま”エレクトロ・ワールド”からの”コンピューターシティ ”。この繋ぎには圧縮率が尋常じゃないほど高まり顔面ガンガン殴られていた。そしてまさかの”コンピュータードライビング”(コンコン・メドレー!)。ここら辺でやっぱり感じてしまうのはオリコン1位っつーこともあってAXで固まりつつあった統一感が薄れ、あ〜ちゃんが「揺れて!」って言ってるのに僕の周りはほとんどハンドル持ってなかった。まあ揺れるだけのスペースが無いってのもあるけど。

MCではアルバムが1位になったとの報告があり、「1位! 1位!」と例のあ〜ちゃん〆を期待して煽ってみるもPerfume3人が感動しちゃってそれどころじゃなかった。珍しくのっちが初っ端から涙腺をヤラれている気がしたのだけど、あれはメイクのせいだろうか。そして、かしゆかのスカートの中に手を突っ込むためにタイリストになる夢が出来たよお母さん。大阪在住のファンへの目配せも忘れないトークaikoを丸パクしたコールアンドレスポンスもさすがだったが、会場が暑いという客に対して「大丈夫です、次は寒い曲ですから」と”Twinkle Snow Powdery Snow”に繋げるあ〜ちゃんはスゲエ!!!!!

Twinkle Snow Powdery Snow”、”Baby cruising Love”、”ファンデーション”はMCを挟んだこともあって一気に周りにスペースが出来た。落ち着いてPerfumeを目視できた。でももう少し跳ねてもいい気がするんだけど───っつーかカウンターアトラクションとイミテーションワールドやってねえことに今気付いた!!!

ここでPerfumeはお着替えタイムのために一旦掃けて”Butterfly”がBGMとして流れる。スクリーンには蝶のグラフィックが流れて僕たちは汗ひかせるタイム。そして懐かしの高島屋っぽい衣装で現れたPerfumeは”Take me Take me”に乗せて椅子を使ったちょいセクシーなダンスを披露。僕がライブを見ていつも驚くのは、生のあ〜ちゃんは超絶可愛くて、かしゆかはウルトラ奇麗で、のっちがクソエロいってことだ。とにかくのっちがエロくて「のっちそれは詰めすぎだろ!」とのちぱいの行方に一喜一憂していた。そしてこの曲も”GAME”と同じく中田ヤスタカのトラック(挑戦)を簡単に塗り替えた素晴らしいパフォーマンスだった。続いては”シークレットシークレット”! 泣ける!!! さすがにコンピューターシティの振り付けはなかったが猫にゃんポーズきゃわいいい!!!! でも本当は興奮しすぎてよく覚えてない。んでYES ”マカロニ”ですよ! バックのスクリーンにそれぞれのソロVersionのPVが流れるという感極まる演出。最近この曲がベストなんじゃないかと思えるほど好きで好きで泣けてしょうがなかった。

んでMC。一度目のMCはAXでのロングトークを経験したからなのか「あれ? 短い?」と思える程度で、あ〜ちゃんが日記でも反省文を書いていたし、MCは自重しているのかと見せかけてやっぱりアホみてえになげえ!!! 物販紹介をこのレベルのライブでもやってしまうPerfumeイズムに感動。つーか大阪の客ガンガン喋りよる、それにイチイチPerfume応える、オリコン1位取ったっていうのに未だにビックリするくらい客との壁が薄くて、こういうところがPerfumeって愛されるんだろうなあとほのぼのしたっつーかショートコント始まった! あ〜ちゃん反省ゼロだった!!!!!

”ジェニーはご機嫌ななめ”でまたも急激に汗が噴出す。コール論争どころかコールすら知らない人もいてPerfumeの世界がどんどん広がってることを実感した。そして”ポリリズム”。曲が始まった瞬間に歓声が沸き起こるほど期待されていたことにも驚いたが、やっぱりポリループは何回みても凄い! ポリループに入った瞬間、雄叫びがアチコチで聞こえた。もちろん僕も叫んでいた。で、”チョコレイト・ディスコ”ですよ! こればっかりはオーディエンスが一体になって暴れまわっていた! やっぱりこの曲の持つ破壊力は群を抜いてる。カラオケで普通にチョコレイト・ディスコを唄える時代よありがとう!!! んで”パーフェクトスター・パーフェクトスタイル”! この畳み掛けは鬼! でも前の天パーの後髪が邪魔で邪魔で口に入ってきて窒息しそうなスリルの瞬間感じた。ラストは”Perfume”だ! ユーユーユーユーYEAHHHッッッ!!!

アンコール後のMCではついに武道館でのライブが決定報告! 追加公演が武道館だと思っていたが、何と単独2daysですよ!!! そりゃもっさんもアミューズで表彰されますよ! 紅白決まる前に早く次の夢を作らなきゃ! だがしかし、ライブの最中にあ〜ちゃんマライア・キャリーのTouch My Bodyが頭の中に流れて曲に集中していなかったことが判明! あ〜ちゃんが踊ってみせたその曲とはビタミンドロップ! かしゆか曰く「やってないし!!!」 美しい言葉のキャッチボールにただただ圧倒されました。

アンコール一曲目は”セラミックガール”。かっけー! はえー! わけわからん! もう一回見たい! そんな中でもダンスを習得しようとPerfumeに付いてゆくヲタの底力を見た! 二曲目は『ぐるぐるのポーン!』という客参加型のコーナーで曲目を決めることになりました。のっちが「ガチでなにが決まるかわからない」と言ってる傍から「まぁ一応ほとんど練習した」とネタばらしをして、かしゆかが慌てて「あぁー!(言っちゃった!)」と爆撃をかますラクルコンボ発生。そんな中、スクリーンがスロット式に回転して”SEVENTH HEAVEN”、”おいしいレシピ”、”リニアモーターガール ”の3曲の中から1曲を選ぶことになりました。リニアは僕自身は上がるけど、今日の会場の雰囲気じゃそんなに盛り上がらない気がしたし、あ〜ちゃんがAXであまり盛り上がらないって言ってたし、おいしいレシピは間違いないんだけど、絶対最後wonder2なんだからやっぱり流れ的にSEVENTH HEAVENでしょ!と勢いよく投票しました。

結果SEVENTH HEAVENになったんだけど、自分が想像してた以上にみんながしっとり聞惚れていた。僕の中では「もしもねぇ〜」で入ってくるキックから飛び上がる準備をしていたのに一人だけ浮いていて泣けた。最後はモチのロン”wonder2”で大団円。wonder2が終わってPerfumeが立ち去って場内アナウンスが流れるまでのあの沈黙が大好きだ。みんなが一歩も動かずこの空気を少しでも長く吸っていようとする静寂が大好きだ。あの達成感はPerfumeのライブに来なければ決して味わえないだろう。

”Puppy love”が聴けなかったのは残念だけど、東京か横浜でやってくると信じているし、あ〜ちゃんは約束どおりブログを更新したし、掟さんは最早Perfumeの一部だし、やっぱりPerfume最高!に尽きる。この感動を今月は毎週体感できるっていうんだから幸せな時代に生まれましたよ、ホント。Perfume破産最高ッッッ!!!!!

機械食べちゃいました

東京、東京! 眠らない街! 青と赤のぉ俺らの誇りぃいオオオッ!!! YEAHHHHHHッッッ! 開幕前の試合ではボッコボコにされたが、見たかウチのラブリーなフットボールを! 俺敵日本人史上最高監督@城福浩が新黄金世代であるU-19代表監督を継がないと知ったときはショックだったが(牧内は逆に歴代一番のクソ監督)、本当にFC東京の監督になってくれて良かった! 去年までは毎試合怒り通り越して泣きそうだったのに、本当に毎試合楽しくてしょうがない! 柿谷、香川がナンボのもんじゃい(川崎F関係ないけど)、 ウチの大竹の才能を見たかコラ! よっしゃああああ!!!!!とJリーグ・多摩川クラシコの結果に全力で跳ね上がって、その勢いでPerfume追加公演の結果を見たらなんとなくイープラス様にご用意して頂けるのではないかと思ったらブッチギリで落ちていた。やるせない、この空しさは何だろう。つーかこれ取れてる人いるの? 俺の周り焼け野原みたいになってるんだけど? そして渋谷タワレコの抽選結果はB賞のボールペンで速攻どっかに無くしちゃったんだけど?

そんな訳でPerfumeさんのアルバム”GAME”聴いてますよ! 今一番熱いんでしょ! 今一番モテるんでしょ! アルバムの感想書いたらはてなスターやらブックマークいっぱいもらえるんでしょ! そんなもんいいから追加公演のチケットくれ!!! ないしは現金くれッッッ!!!!!

1.ポリリズム
みんな大好きポリリズムDAMで唄うとPV入ってるので僕も好きです! 本当はAXのライブ見るまでどうでもいい曲だったんですけど好きです! だから中田ヤスタカさんじゃなくてPerfumeがすげえんだなって思った曲です! みんな知ってるからトップバッターとしてはリスナーの耳をキャッチしやすくていいと思います! ポリループ後の開放感から低音で鈍くテンション張り詰めてゆくラスト前の緩急は好きです。

2.plastic smile
ah ah yeh yeh あぁ、言っててすげえ! ブレスがすげえ!お得意の四つ打ち溢れるこんなシンプルな曲を天才Perfumeさんたちが超絶素晴らしい曲にライブで変えてくれることを期待するといい曲に聴こえてきます!

3.GAME
「采配はキミだけ」と言うだけあってマジで試されてるなあと思う曲です。Perfume利用して「俺が中田ヤスタカだ!」とアピールしたいんだったら、もっと実験して(もっとノイジーで)も面白いと思うんだけど、チープなのはPerfumeとそのリスナーに対する中田さんなりの優しさなんでしょうか。もしも今までの歌モノ路線がアイドル臭くて新規のリスナーが入って来れない、閉塞感が漂っているとスタッフ側が判断しているならば「try the new world」でアリなんだと思います。これがPerfumeネクストステップだと考えるならば篩に掛けられてるなあと思う曲です。つーかこれゴリゴリでバキバキ? ブレイク後のブレスを入れるタイミングはPerfumeの人間味(温かさ)を突如思い起こさせてくれて巧いなあと思います。

4.Baby cruising Love
うわっ! このタイミングでBaby cruising Love聴くとめっちゃ安心する!!! 正直リリースされたときは、え?Perfumeどうなっちゃうの!?って心配になったんですけど、今聴くとリバーブの掛け方が絶妙でキュンとします。やっぱあとブレスね。

5.チョコレイト・ディスコ
所謂、エレクトロ三部作のベースとキックでフロアを沸かす下半身のクラブトラックが今までのPerfumeのベクトルだったならば、この上モノがポップでキュートな上半身のクラブトラックが今後のPerfumeの軸だったならば嬉しいんだけど、どうもこのアルバムを聴く限り中田ヤスタカ自身には方向性などを考える気はサラサラないようで、そういう意味では予定調和がなくて最高だと思います! とにかくこの曲はPerfumeっていうネームに頼らなくても一人歩きできる極上のティーンエイジ・シンフォニー。

6.マカロニ
チョコレイト・ディスコの一瞬の空白の後にくる小気味良いドラム音が聴覚を急激に絞り込んで一気にマカロニの緩やかな世界に引きずり込む。ハットのねちっこさが生温かさを生み出して、軽いキックがそれを嫌味に感じさせないバランスが素晴らしい。あとはPerfumeの声ね。改めて三人とも耳障りの良い声してますよね。これはヤスタカのイジリ癖の功績でもあるんだろうけど。

7.セラミックガール
で、セラミックガールですよ奥さん! だからヤスタカは大人しくこういうの作ってりゃいいんだよ! 「アイドルのリスナーはこういう安直なメロディーが好きなんだろ?でも俺はただで終わらせないよ」程度のノリでスノッブ気取って作ってりゃいいんだよ! もっとPerfumeのリスナーを舐めて下さい! もっと和音重視で来てください! リズムが狂った曲を聴きたけりゃヤスタカさんが拝借している方々の原曲聴きますんで! ヤスタカさんはもっと自分のポップメイカーとしてのセンスを認めるべきっスよ! 自分の歌謡曲的センスを過小評価しすぎっスよ! カラオケで歌われるの上等じゃないっスか! つーかPerfumeにもっと唄わせろ天然ファルセット声野郎が!!! あと、のっちは普段喋ってるときはあれだけ言葉を噛むくせに、歌うときはなんでこんなエッジの効いたスピード感のある歯切れの良い歌唱法なんだろう? ダンスのキレからも窺えるけどリズムを体全身で取るのが天才的に上手な子なんだろうな。

8.Take me Take me
ミニマルな音遊びが強調されて見落としがちだけどPerfumeの3人の特徴ある声を前面に押し出していて面白い曲だと思います。Perfumeの声のパワーバランスが面白いし、やってることがPerfumeありきなんで好感が持てます。GAMEがトラック頑張りすぎてPerfume疎かにしているならば、この曲はPerfumeの声でどこまで遊べるかを突き詰めた曲だと思います。結果、逆にバリバリのテクノ。クソみたいな状態で朝を迎えて死にたいときに聴きたいです。

9.シークレットシークレット
やべ、泣ける、超泣ける、なにこれ、最高じゃん、ヤスタカはもうタイアップありきで曲作ればいいよ。こいつ先にテーマ与えられたほうが絶対いい曲作るって。制限された中でのほうが力発揮するって。狭い世界で如何に遊べるかっていうのがオタク気質なんだからしょうがねえよ。そして何度も言うけどブレスを使わせたらヤスタカの右に出る奴はいない。マジで泣けるわ。

10.Butterfly
Perfumeという国があってそこに伝わる民族音楽なんだと解釈した。ってことはPerfumeらしいのか? いや俺の知ってる(イメージしている)Perfumeって国はこんなんじゃなかった。そもそもPerfumeでこのチャレンジをする必要があったのか? capsuleで試せばいいんじゃねえのか? それともPerfumeのプライオリティーcapsule越えたのか? GAMEのときにも受けた篩に掛けられている感が再浮上。このアルバムからPerfumeの曲に触れる人たちは「おぉ! 面白いことやってんじゃん!」と驚くのだろうか。その人たちにとってはこのアルバムからがPerfumeという国の始まりなのだろうから全てが楽しいんだろうなあ、いいなあ。なんか新しい風に付いてゆけずに愚痴ってるみたいで情けないなあ。

11.Twinkle Snow Powdery Snow
いやぁあ良い曲だ! この流れで聴くとすげえ救われる!!! あ、俺みたいなナンパなアイドルヲタクでもまだPerfume好きって言ってもいいんですねヤスタカさん!って感じになる。どう考えてもヤスタカはPerfumeに関しては手を抜くべきだ。ライブなんて今後一切見ないでくれ。

12.Puppy love
ROUND TABLE featuring NinoLet Me Be With You ”ミーツcapsule”Idol Fancy”な感じがすごいぜ!!! capsuleで出来なくなったことをPerfumeでやってしまう姿勢が嫌いじゃないぜ! むしろピチカート・エピゴーネンと言われていたころを思い出して欲しい! むしろむしろ”東京は夜の七時”をいい加減Perfumeに唄わせるべきだろ、泣くぜ、俺だけは。



アルバム全体を通しての感想としては、デコボコしていて飽きずに聴ける。既に発表された曲たちが素晴らしすぎて、オリジナルに対する期待のデカさでズッコけたけども、別にぜんぜん聴ける。一曲単位で聴くと不安になったこともあったけど、一つのアルバムとして聴くと、このアルバムにより方向性を探ってるとか、新しいベクトルを決めたとかではなくて、未だにヤスタカがその瞬間にやりたいことをやってる気概が見られて(”Puppy love”があって心底よかった)、これからもワクワクしながら楽しめそうです。

ただ僕が最近感じているのは、Perfumeというクルーの(3人を抜かした)メンバーに絶対はあるのだろうか。僕は今まで、中田ヤスタカ関和亮MIKIKO先生らスタッフを含めてPerfumeという大枠でのユニットを形成していると思っていた。アイドル/テクノとカテゴライズされた性質上、Perfumeの3人が人形に例えられることも多いが、自分たちの手により(Perfumeの掟)それを否定することも無く許容した上で彼女たち自身の存在をアップデートし続けてきた。Perfume3人の毅然とした美しさは言うまでもないが、彼女たちも3人だけではPerfumeが成り立たないことを重々認識しているはずだ。だけど児玉裕一が監督した”シークレットシークレット”のミュージックビデオを見て、関和亮でなくても感動している自分がいて(もうこれ以上のPVが創られることは無いのではないかと不安になるほど)、もしかしたらPerfumeの3人は既に乗組員を問わない世界へ突入しているのではないかと思った。木の子だけでなく中田ヤスタカすら必要としない時代が近いうちに来るかもたぶん来ないと思う。ただこれだけは言っておきたいのは、僕が好きなのは中田ヤスタカではなくてPerfumeだ。

うーわ、ホラ出たよ中田ヤスタカは!

東京、東京! 眠らない街! 青と赤のぉ俺らの誇りぃいオオオッ!!! YEAHHHHHHッッッ! 俺たちこそが東京じゃあ! 緑ザマア! フッキ頼みのクソサッカーに我らがラブリーなフットボールが負けるかい! 河野がナンボのもんじゃあ(出てないけど)、 ウチの大竹の才能を見たかコラ! よっしゃああああ!!!!!とJリーグ・東京ダービーの結果に全力で跳ね上がって、その勢いでPerfume追加公演の結果を見たらなんとなくイープラス様にご用意して頂けるのではないかと思ったらブッチギリで落ちていた。やるせない、この空しさは何だろう。ヴェルディごめん。本当は河野も好きだよ。だからイープラスさん、プレオーダーは何卒宜しくお願いします。

そんな訳で最近のPerfumeさんはテレビをつければそこいるって勢いで、みのもんたは早くPerfumeに朝ズバッ!の枠を譲ってあげればいいと思います。それにしても今号のクイックジャパンが面白い。三分割の構成は最初クソ見辛くて腹立ったんですけど、一人のインタビューを読んでいる間にザッピングしやすくて、それぞれのリアクションの違いだったりシンクロだったりを即座に楽しめる。特にあ〜ちゃんのインタビューを二人の間に挟んでいるのが素晴らしい。やっぱあ〜ちゃんだなと言わざるを得ない面白さ。インタビュアーの技術(愛)も言うまでもないが、あ〜ちゃんの真摯な受け答えは、どうしたらこんな子に育つんだろうと親御さんまでも賞賛したくなるくらい素敵だ。Perfume3人に共通しているのは自分たちの立ち位置であり周りの環境に対して恐ろしくナーバスでセンシティブな視線を持っていることだ。

「中田さん自身、自分が期待されているっていうことをわかっていたっていうのもあったと思うんですね」
「誰がメインという作り方じゃないから、そこにこだわりはあんまりないですね。そこに論点を置いてないっていうか。Perfumeの場合は聞いてくれる人も誰が歌ってるのかはあんまり重視してないんじゃないかって思うんです」
「誰がどういう役割だとか個性を意識して見せていこうとかはなくて、普通に普段通りやってても一人ずつの個性が出るんだったら出るだろうし、もしそれが人の目に留まったならどんなふうに解釈していただいてもいいんです」


色んなものを巻き込んで急激なスピードで膨張してゆくPerfumeというユニットを、大人たちに流されるだけでなく、きちんと自分たちで自覚している。そしてその感情を淀みなく言葉に直せるあ〜ちゃんの豊かな感性と鋭い知性はアイドルという枠を取っ払っても驚嘆に値する。僕はやっぱりPerfumeあ〜ちゃんだと思う。もちろん、自己紹介で言っているように3人揃ってPerfumeであることは間違いないし、この3人でなければPerfumeではない。のっちがいなければ売れなかったかもしれないし、かしゆかがいなければ今の歌の方向性はなかったかもしれない。だけどPerfumeの魂はあ〜ちゃんだと思う。あ〜ちゃんの純真が巨大な引力を生んで、中田ヤスタカ関和亮MIKIKO先生、もっさん、サポートしてきたスタッフ、Perfume大好きなファン、そしてかしゆかとのっちを出会わせたのだと思っている。運命と奇跡を引き寄せた引力の発信源はあ〜ちゃんだ、なんていう気持ち悪い文章を読んで、あ〜ちゃんに「なに言ってんだコイツ?」的なツラをされたい。でもどんなふうに解釈してもいいんだってあ〜ちゃんが言ってるんだから知ったこっちゃないんだよ。だから、あ〜ちゃんの「ありがとうございました」は世界で一番美しい言葉だと思います。

い〜やかしゆかだな!ともう一人の僕が反論しているので、かしゆかが相当落ちている事実を知ってしまった今、僕に出来ることはPerfumeさんの新作”GAME”をモチのロンで渋谷のタワレコ(抽選券目当て)で購入することです。曲よりもまず特典DVDを見たのですが、泣けてしょうがない。LIQUIDROOMSEVENTH HEAVENが美しすぎる。かしゆかはパッツンじゃないほうがよかったのではないかと自問自答を繰り返す。とにかく困り顔のっちとしたり顔ゆかちゃんと超笑顔あ〜ちゃんが美しい! そして最早本編のアルバムよりも重要なマカロニ@ソロVersionを見ているときの自分のツラはすぐさま手錠をかけられても文句は言えないレベルでありとあらゆる体液が大洪水。あ〜ちゃんのとろけそうな笑顔、赤メガネ、恋してしまうやないか! かしゆかの女の子全開所作、滑らかな艶髪、ゆかぱい、ホッカイロ、恋に恋焦がれ恋に泣いてしまうやないか!!! のっちのガチャピンっぷり、もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対やないかいッッッ!!!!!!!

クイックジャパンの〆のコーナー『ひとりからふたりへの直筆メッセージ』における、のっちへのかしゆかあ〜ちゃんの素っ気無いという愛情アプローチに咽び泣きました。それより面白かったのは3人ともが「困ったら私に頼りなさい!」と言い合っているバランスです。この自己犠牲の関係性もPerfumeをどうしようもなく好きになってしまう一つの原因です。

光陰矢のごとし

ごっちんどころか加護ちゃんまで復活した!!! しかも超カワイイ! 広末も上戸彩も昔よりも今の方がカワイイけど、加護ちゃんは今も昔もずっとカワイイぜこんちくしょー!!! 女の子可愛すぎるぜくそったれ! だからAKB48の”3rd Stage Songs「パジャマドライブ」チームB”公演を見てきました。

ぶっちゃけ見る前までは本気で行きたくなかったです。いくらヲタモダチに熱心に誘われても「なめんじゃねえ! 俺は誰でもいいわけじゃねえんだ! こちとら先月カノジョに振られて、一つも知らねえクソガキ見て楽しめるほど心に余裕ねんだよ!!!」とやさぐれていて、チームBの映像を見せられても途中で寝オチをかまし、”会いたかった”のPVを見て目を覚ますというアウトローな生活を送っていました。しかしヲタモダチの情熱に負けて一度見なきゃ収まりつきそうになかったので一応チケットを応募してもらいました。どうせそう何度も当たりやしねえだろという思惑があったのですが『当たったー!!!』という嬉しそうなメールがヲタモダチから送られてきてパーフェクト無視を決め込んでしまいました。当日になっても気が重たくてなんとなく時間ギリギリに他人の家から駅に向かったのですが、そういえば免許証が必要だったと思い出し、全力で実家に帰り、そこからまたも全力疾走で秋葉原へ飛び込むことになりました。ヲタモダチに会うなり「あー疲れた」「あー眠い」を連呼し露骨に不機嫌であることを主張して「チームB見終わった後に酷評してもしらねえからな」という予防線を張っておきました。結果、2時間後に「超最高! マジ最高! バリ最高! 最強チームはB!B!B!B! 最強!!!」と泡吹いていました。

幕が下りると、いきなり舞台上でチームの気合入れが始まり「みんなの夢が叶いますように! チームB!!!」とか言い出して爆笑しかけました。でも一曲目からすげーいい曲でビックリした。チームBの何が良かったって、僕が見たひまわり組の公演よりも圧倒的に楽曲が良かった。あと全員が必死だった。少しでも顔を覚えてもらおうと全力で汗かいてた。4曲唄い終わった時点で曲名紹介があったんですけど、「今唄ったのは、”初日”、”必殺テレポート”、”ご機嫌ななめなマーメード”、”2人乗りの自転車”です!」とか叩き込まれて、今笑ったら周りのヲタに殺される!!!と腕噛んで強引に我慢しました。この時点で渡辺麻友ことまゆゆの目の光の無さに脅威を感じていました。ヲタを一切見ていないような四次元を眺める深遠なる瞳に心奪われました。ぜひとも実写版綾波レイを演じて欲しいです。あとカップル席のドセンターの0ズレにいるにも関わらず柏木由紀ことゆきりんが一度も僕を見てくれなくて興奮しました。

MCをはさんでユニット毎の曲目へ。”パジャマドライブ”のまゆゆがやっぱりすごい! 歌も踊りも決して巧くないけど、魂を全く感じさせない器だけのマリオネットのようなギリギリの美しさがある! 過激派の宗教団体の巫女とかやって欲しいと狂った思いを抱かせる魅力がある。そして”鏡の中のジャンヌ・ダルク”かっけぇえええッッッ!!! この曲はタイトルだけ先に聞いて腹が痛かった曲で、一番楽しみにしていたのにそのハードルを遥かに超えるキラーチューンだった。ここから菊池彩香さんこときくじが気になりだした。この子の表情の作り方と一瞬も気を抜かないダンスパフォーマンスは出色の出来でした。とにかく「かっけーかっけー!」と呟いていました。

ここでまたMC。浦野一美さんことCindy(なんだこのニックネーム)のトークが頼もしかった。平嶋夏海さんもだけどチームAを経験しているだけあってトークに安定感が生まれる。テレビで見るよりも断然Cindyは可愛かった! あと早乙女美樹さんの落ち着き方は推せる。声のトーンといい、アンニュイな表情といい、エロ目といい完全にタイプです。そして早乙女さんは僕のことが好きだと思う。ステージの端に移動しても僕のこと見てたから間違いないと思う───あ、そういう死んだ魚の目で見られるの慣れてますから大丈夫です。そして”Two years later”、”命の使い道”、”キスして損しちゃった”、”僕の桜”とクライマックスへの高まり方がハンパない! ”命の使い道”の「おじさんから声でも掛けられたら/そこから何かが変わるかな/教えて 命の使い道/代わりに何だってさせてあげるよ」というラインは秋元康らしさが爆発してて好きだ。つーかおじさんおじさん言いまくっててすごい。”僕の桜”は菊池さんの独壇場。心臓がドキッと鳴ったのが確かに聞こえたほど繊細な演技をしていた。ミュージカルを見たような感動があった。

アンコール一曲目の”ワッショイB!”は最強にロック! AKB48に関しては楽曲自体ほとんど知らないので大きな声では言えないけど、この曲は僕が聞いた中では最もラブリーなダンストラックだと思います。自分たちのテーマソングを持ってるグループはやっぱり強いです。チームBのファンも団結力が凄まじく、会場全体が一つになっていた。ヲタ芸とかコールとか全部覚えていこうと思ったほど楽しかった。”水夫は嵐に夢を見る”の後にCindyが「チームB最高だよね!」と客を煽ったから「さいこうー」と何となく答えたのだが、「うーん? 初めて来た人も恥ずかしがらずに、最高だよねー!?」と、どう考えても僕を見ながら煽ってきたので「最高ぉおおお!!!」と吹っ切れて腕を掲げて吠えてしまいました。本当に最高に楽しめました。2時間前の自分をパンパンにしてヲタモダチに謝罪させたかったくらい楽しかったです。でもこの公演で一番可愛かったのは僕の前に座っていた完璧な振りコピをしている女子高校生でした。AKB48に入る可能性があるのでサイン貰っておけばよかったと後悔しています。

とりあえずチームAとチームKの公演を見ないままでは死ねないという覚悟が生まれました。というかアイドル好きがAKB48を見に行かないのは心底もったいない! だってこれ見てくださいよ!




ジーマーで麻里子様は現在地球上カワイイランキングNO.1ではなかろうか。生はもっと神々しいんですよ、目潰れますよ、心臓弱い人は危険ですよ、で、この動画見て自分自身に驚愕したんだけど、おそらくこの番組に出てるメンバー全員の名前言えるわ。HPオールスターズの”ONE FOR ONE&ONE FOR OLL!”(追記:恐ろしいコピペミス!!! 現在のハロプロへの愛が窺えるのでこのままにしておきます)のPVを見て、全員の名前を言えない人間の品性を疑ってたあの日がひどく昔のことのように思われます。俺、がんばれ。

僕はいつまでたってもドキドキしていたいんだ

アイドルライブ心中を試みる僕は先日アイドリング!!!hy4_4yhのライブをブッ続けで見てまいりました。今まで軽々しくヲタだとか嘯いていましたが、一線を跨いだ人間の登竜門であるアイドルはしごをやっと成し遂げたことにより、先達の名を汚さぬキモヲタへとまた一歩近づけたのではないかと、若輩ながら邁進してゆく所存であります。

んで、SHIBUYA-AXで行われたアイドリング!!!の1stアルバム発売記念ライブ”ありがとファン様 よろしくファン様”なのだが、なんつーか、もうなんつーか、超・ゆるかった。ゆるかったつーか最早ガバガバだった。拳入っちゃうんじゃねえーの?ってくらいゆるかった。少なくとも僕が見てきたライブ史上NO.1のゆるさだった。ハロプロエッグ公演よりもゆるかった。クラスで人気ある女子グループが調子に乗って文化祭で歌って踊っちゃったレベルのゆるさ。でも、そのゆるさが決して嫌じゃなかった。飽きるという部類の退屈さではなかった。僕がアイドリング!!!を見ていた時代は、まだ遠藤舞まいぷるがお願いファン様(アイドリング!!!番組内のワンコーナー)の投票で1位になれなかった頃で、みんなでなんとかまいぷるを1位にしよう!と団結して8週くらい連覇しちゃってお前らやりすぎだよと自重したら急激にまいぷるの投票数が落ちちゃったのを眺めていた≒まいぷるのほくろを知っている世代なので、今や増員というビックバンイベントを間近に控え、彼女たちも全く違うグループになっているんだろうなあと幾許かの寂しさと期待を込めて見に行ったのだけど、笑っちゃうくらい何一つ変化がなかった。

それがアイドリング!!!のいいところだ。確かに昔よりは踊れるようになっているが、他のアイドルグループを名前を出したら「それを言っちゃあおしまいよ」と寅さんに粋を諭されそうだし、歌唱力は小泉さんが別人と思えるほど巧くなっていたけど相変わらず外岡さん無しでは成立しない気がするし、MCも何も考えていないように見えたAKB48トークにはきちんと秩序が存在したんだ!と反省したくなるくらい各々が何の着地点も考えずにただただ言いたいことを同時に言い合っているので、何を言ってるのか全く伝わってこない。なんつーゆるさだと逆に感動した。だけどもう一度言うけど、これがアイドリング!!!のいいところだ。周りを囲む大きなプロジェクトに対して自分たちのスキルが何一つ追いついていないのがアイドリング!!!の面白いところだ。だってすこぶる楽しそうなんだもん。本人たちは周囲で何が起きようが何をしていようが楽しそうだ。そしてアイドリング!!!ファンの統一性の無さも面白かった。ライブの公演数が少ないのも相俟って衝撃的なまでにバラバラだ。ヲタ芸を打っても周りの反応が悪かったら止めてしまうし、ウェーブをアイドリング!!!から求められても全員がやってるわけでもないし、加藤さんからダンスを強要されてもあまりに長い振りのために途中で諦める奴ら続出するし、アイドリング!!!どころかファンすらもゆるかった。その全てを含めて楽しめた。でも、親族も見に来てらっしゃるであろうミラっちょに対して「スーパーゴリラ」呼ばわりした横山さんは酷いと思ったけど笑った。あと、まいぷると外岡さんはやっぱりかわいい。



対してhy4_4yhだ。飯田橋ラムラというショッピングモールでの何組か合同のフリーライブを見てきた。いや言っちゃっていいかな、これ言っちゃっていいかな、こりゃぃぃぃいいいいイイイイイイイEEEEEEEEEEEEE!!!!!!!!!! 僕が飯田橋ラムラに着いたときには大宮アルディージャを応援するチアガールみたいな衣装を着たアイドルグループが唄っていてカワイイからがんばって欲しいなあと思っていたら童謡アイドルポップユニットというどこかで聞いたようなフレーズを持ち出してきて七夕の歌を『彩の国Ver』という斬新過ぎるアプローチで歌い上げていて、左隣にいたヲタモダチと「あれは誰かが止めてあげなきゃいけない」と強く頷き合っていた。そして次に出てきたのがオレンジのツナギを纏ったhy4_4yh。これこそ比べるべきものではないと思うんだけど、なんでこんなところでやってるんだろう?と疑問に感じちゃうくらい全てのクオリティーが前のグループと段違いだった。ぶっちゃけアイドリング!!!とも段違いだった。SHIBUYA-AXでやりゃあいいのにって思った。

楽曲は耳から離れない面白さがあるし、歌唱力も体に響くほどのタフネスさがあるし、ダンスもオーディエンスを巻き込む懐の広さがあるし、MCが始まった瞬間には「なにこれ? なにこれ? なんなのこれ!?」と右隣のヲタモダチとパニっくに陥るほど観客突き放した舞台仕立てのコントを繰り広げていた(どんなにスベろうが揺るがないのが凄い!!!)。とにかく目に入る何もかもが面白かった。あと僕の前にいたヲタのみなさんも感じがよかった。一見しておっとりした女性が突如mix(ヲタ芸との使い分けがわかりません)を打ち出したのを見て衝撃を受けると同時に「やべ逃げろ逃げろ! 新参がこんな前で見ちゃいけねえ!」と逃走しかけたのだが、”ミミララ未来 ”で腕を組んで超・楽しそうに・幸せそうに揺れている様を見て「やべ楽しそう楽しそう! ハイパー参加してえええ!」と一気にハイパーヨーヨーな気分になった。惜しむらくは僕が見たかった”真世紀ハイパゲリオンのテーマ ”と”ぉめでとぉ!毎日が記念Be→ ”をやってくれなかったことだ。







この動画のmixは邪魔に感じない。耳が麻痺しちゃったのかもしれないけどmixがこれ以上ないタイミングで打たれている気がする。邪魔どころか楽曲に勢いを与えている気すらする。完全に俺が狂ってる説が有力。でも”ぉめでとぉ!毎日が記念Be→ ”の「ありがとうございました!」後に入っているヲタの「わぁあ……」という感嘆の声は心に響く美しい言葉だと本気で思う。つまり僕もライブを見て「わぁあ……」って気持ちになってしまったので、そのままの勢いでCDを買うために生まれて初めて物販に並んでみた。ここでも面白かったのは、『彩の国Ver』を唄っていたアイドルグループはファンと一緒に写真を撮っては長々と話し込んで最終的に運営側のスタッフから打ち止めをくらっていたのだけど、hy4_4yhはMCからも窺えるようにファンとの距離を必要以上に縮めないというか、誠意を持った対応はするんだけどアーティスト側とファン側の距離感をきちんと図っているプロフェッショナルさが垣間見えた。僕の前に並んでいたおそらく古参の方々がプレゼントなどを渡したりして中々買えずに困っていたらhy4_4yhYumikoさんが「どうぞどうぞ」と気さくにスペースを開けて下さって無事にCDを買うことが出来た。しかも遠慮がちに「サインとか書きましょうか?」と薦めてくださるもんだから全員のサイン貰っちった!!!!!!!



その後、童謡アイドルポップユニットが最後まで頑張ってファンに写真を撮られている中で、「ありがとうございました!」と一礼したかと思うと颯爽とダッシュ飯田橋ラムラの店内を駆け抜けていったhy4_4yhの後姿はカッケーと思った。ヤフオクにこのサイン付きCDを出すか出さないか迷うくらい心から売れて欲しいです。そして売れるべき人たちだと思います。