ああっ麻里子さまっ

「篠田さんって娘むっちゃ可愛いやん。」サッカーオリンピック代表の安田理大の日記にもあるように、世間の人間は未だにAKB48のポテンシャルを見縊っている。つーか篠田麻里子をご存じない。僕は、麻里子様の魅力に気付いていない人間=ただ単に麻里子様を生まれてこの方知らないだけ論をずっと力説しているのだが、ご多分に漏れず安田もその一人であった。麻里子様を見た人間が必ず呟く一言がある。「ああ麻里子様」彼女を瞳に入れてしまった瞬間、自らの経験則に基づく『理解』というキャパシティーを越えたときに溢れ漏れる感嘆の一言だ。あまつさえ、神の悪戯が重なり人生の真っ当なレールを脱線して、劇場で生の麻里子様の麗姿を体感してしまったときには「麻里子様、ああ麻里子様、麻里子様」と生まれて初めて松尾芭蕉の気持ちが「言葉」でなく「心」で理解できた!と叫んでしまうだのだ。八面玲瓏な麻里子様の容姿についてはわざわざ触れるまでもないので、麻里子様が麻里子様と呼ばれる所以でもある常人には図り知ることの出来ない雲上人のパーソナリティーについて、僭越ながら小生の”明日までもうちょっと。”2008年3月10日のラジオの感想と共に少しでも知って頂けたら幸いである。

この回の麻里子様は自己紹介時から一味違った。普段は「魅惑のポーカーフェイス」「博多のフランス人形」などのキャッチフレーズで始めるのだが、今回麻里子様がチョイスされたキャッチフレーズは「福岡の狂犬」であった。なぜに出だしから攻撃的なスタンスを示さなければならなかったのか、それは共演者に麻里子様の大好物である腹筋バカのオカロこと秋元才加がいたからである。麻里子様はオカロを寵愛されていて、彼女がその場にいようがいまいが関係なく度々ラジオなどでオカロの名前を出してはイジっていた。愛すべきオカロとの競演により、麻里子様のアクセルはスタート時からベタ踏み状態なのであった。

最初のリスナーからのメール紹介においても、「千葉県」という言葉(今回のオカロのキャッチフレーズは「千葉の踊り子」だった)を聞いた途端にテンションがMAXまで高まり、「千葉県キタァッ!」と同郷のオカロを挑発し、「千葉県の踊り子! 踊って!」と開始早々から無茶ブリをぶっ放していた(ちなみにオカロはその間、無言)。その結果、ラジオ大好き花ちゃんから「いいですか? メール行っても、いいですか?」と冷静に怒られた。リスナーからのメールの内容は「自分の歯茎下にある口内炎に名前をつけて下さい」というクソどうでもいい便りであった。それを聞いた麻里子様は「でもね、才加も口内炎飼ってますよ、二匹ぐらい」と開始一分弱で二度目の無茶ブリを敢行。しかし麻里子様の投げたボールは「飼ってませんよ」と超低いトーンで速攻オカロに打ち返される。ここで花ちゃんから「すいません篠田さんあのー秋元さんを苦しめることだけは止めてあげてもらえますか」とまたも冷静に怒られる。ちなみに花ちゃんのほうが年下である。

この後もオカロの帽子に付いているファー&「踊り子」というフレーズを存分にイジり続ける。そしてラジオのワンコーナー『バナナの早食いでギネスに挑戦』という企画を聞いた瞬間、麻里子様は「バナナ得意だ才加! 超好きなんですけど!」と決め付けて、「主食なんですよ!」とチームKツインタワーの片割・さえと共にオカロを蹂躙していた。当のオカロ本人は「え? いつからいつから?」とパニック状態。その後も麻里子様とさえは「え、食べてるよねいつもね」「バナナ食いてぇバナナ食いてぇって言ってる」と悪ノリの極みを見せつけていた。さすがに収拾がつかないと判断したメインMCのK太郎が会話を遮って無理やりゲーム説明を開始した。しかし飢えた狂犬麻里子様は「あっでも、才加は、皮ごと食べるから(早い)」と、どんなに苦しい体勢からでも無理やりオカロをLOVEる(イジるなんて言葉じゃ足りない)。オカロが瀕死の状態からやっと搾り出した言葉は「アニメじゃないんだから」という至極真っ当な意見であった。さえが言うには、オカロはこの反論を相当まいった顔=引きつった顔をしながら言っていたらしい。

それからもバナナ早食い記録ホルダーである『スティーブ』の名を聞けば「スティーブ!」と即座に友人のように呼びかけ、周囲から「篠田さんうるさいんですけど」「篠田のテキトーモードが今日は凄いな」「もうギネスに挑戦しようよ、ちゃんと!」と割とマジで怒られるも、麻里子様自身は「あぁー面白い」と一人ご満悦。だが、この言葉の後に続いて出てきた驚天動地な発言に、その場の時間は完全に停止した。

「こんだけ盛り上がっておいてあれなんですけど、バナナ食べれない人はどうしたらいいですか?」

これぞ麻里子様! 空気など一切無視! やりたいときやりたいことをやって喋りたいときに喋りたいことを言う! 麻里子様には平民のルールなど通用しない、麻里子様こそが法なのだ! 一瞬の沈黙の後に「ウソでしょ? 食べれないの!?」と花ちゃんがドン引きしながら訊くと、極めてシリアスなトーンで「バナナ一本しか食べれないです」とマリー・アントワネット以来の超絶わがまま発言!!! それを聞いたメンバーが「もう断念しちゃうの!?」「じゃあどうやって食べるの」「お疲れ様でした」「今日は4人だけの挑戦ということで」と呆れながら笑っていると、大真面目に「こんな盛り上がっていて悪いんですけど、一本しか食べれないんですよバナナ」と念を押すかのように麻里子様は呟いた。アレルギーなどを持っているのかと周囲が心配した空気になった刹那、麻里子様から飛び出したバナナが食べれない真の理由は、

「一本以上食べると、キツくなる」

さすが麻里子様! おれたちにできない事を平然とやってのけるッ、そこにシビれる! あこがれるゥ! 誰もが唖然として閉口する中、オカロだけが「オイ!!!」と怒っていたのには愛を感じた。そんなバナナの早食いに自信があったオカロが「世界のもっさんになれるかもしれない」と期待感を口にすると、それを聞いたさえが「世界のモンスター?」と訊き直す一悶着も挟みつつ、オカロがバナナの早食いに挑戦している最中も麻里子様は絶好舌。「秋元いいね!」「才加、目が本気! ちょっと涙目!」「(バナナを電話に見立てて)もしも〜し?」と真剣に挑戦するオカロには真剣にふざけて応える麻里子様。そんな麻里子様の愛に溢れた応援のおかげなのか、なんとオカロは一時的に世界記録を抜いてしまった。それを見たさえが「才加がやっぱりモンスターになるかもしれない!」と爆笑していると、今までの溜まりにたまった鬱憤を爆発させて「……モンスターじゃないッッッ!!!」今日イチの激怒をみせたオカロ。それを見ていたはずの麻里子様は何事も無かったかのように「申請したら世界のモンスターかもよ?」と平然とヌかしてみせた。さすがのオカロも苦笑いを浮かべながら「世界のもっさんですから」としか訂正できなかった。

どよめくスタジオ内で、オカロがきちんと時間内にバナナを飲み込んでいたのかが議論されている中、麻里子様が弾き出した結論は「じゃあ今からもう一回やれば?」という愛ゆえの非情なる宣告であった。そして「じゃあ世界のモンスター」で登録しようと皆が盛り上がっている頃、「やめてホントにそれマジで!」とオカロが乙女な部分を垣間見せだした頃、麻里子様は一人ラジオブースにある何かを高速で擦って遊んでいた。「ほら笑ってる! アハハハ!」と高速で擦りながら不快な金属音を立てて一人笑っていた。花ちゃんが「だいじょうぶ今日麻里子?」と嫌気が差した声で心配してしまうまでに、『凶行』と呼ぶ以外にないカオスなテンションな麻里子様であった。

バナナ早食いに続いては『AKB48内のオリジナルランキング』を追求するコーナー。じゃんけんに勝って選抜された花ちゃんが「先週に続いてまた勝ってしまった……」と微妙な心境を吐露しているのに対して「髪切った?」とウルトラ唐突な質問をぶつける麻里子様。「(どうでもいいことを)電波に乗っけて言うのやめてもらえますか?」と花ちゃんが正規のルートに話を戻そうとすると、「タモリさん風に、髪切った?」と誰も笑ってないのに二度目のトライをする麻里子様。話力のないメンバーであったらお笑い大惨事が起こっていたところだが「すいません、先に進めて下さい」ラジオだけが幼少期からの友達である花ちゃんの教科書どおりのスルーによって事なきを得た。

そんな花ちゃんのランキングテーマは”今いるメンバーの中でこの人と結婚したいランキング”であった。それを聞いた麻里子様は「そりゃもう決まってるやろ!」と当然の勝利宣言を早々に述べた。他のメンバーはもちろん「え?(苦笑い)」の一言であった。花ちゃんが選んだ3位は秋元才加。なぜか審査委員長的な立場からコメントする麻里子様は「才加3位に着たか、1位かなぁってちょっと思ったの」心無いコメントに周囲が軽くざわつく。2位は松原夏海。麻里子様のコメントは「なんか癒し系だよね、癒し系」。今まで耐え忍んできた唯一の御淑やか系・なっつみーが、ついに皆がギリギリのところで抑えてきた爆弾を落としてしまう。「本当に!? なんかねえ、信じ難い! まりちゃんが言うと!」。それに乗じてK太郎が「今日の篠田の言ってることは9割ぐらいウソ!」と民衆が皇女に向けて一挙に反撃に転じた。止めにさえが喉に詰まった痰を切るというアイドルのラジオに有るまじき行為をやってのけ、「さえ自由すぎ! 自由すぎ!」と音速で政権を取り戻した麻里子様であった。さえがアホであるのは仕方が無いが、自由が過ぎるのはお前だよ!と誰もが思ったことであろう。ちなみに花ちゃんが選んだ1位は宮澤佐江であった。その結末にさえは、メンバーに心底気持ち悪がられるほど狂喜乱舞していた。補足としてランキング自体には麻里子のマの字も出てこなかった。

次にランキングを決めるのはオカロ。「世界のチャレンジャー秋元です」と言ってはみたものの、当たり前のように麻里子様が「世界のモンスターやん」と突っ込み、「モンスター推すなって」と本気で凹んでしまったオカロに対して麻里子様が差し伸べた救いの言葉は「モンスタ〜♪」という世界の果てまで悪ふざけ切った鼻歌であった。つーかコイツ絶対酒飲んでるだろ。オカロのランキングテーマは”お嫁さんになったらこんなことしますランキング”。麻里子様にとっては鴨が葱を背負ってやってきたようなお題だ。


第3位「毎日、ちゃんと料理を作ってあげます」
麻里子様「得意料理なに!?」
オカロ「その人の好きなのを作ってあげる……」
麻里子様「ふぅー! 臨機応変に!(K太郎と花ちゃん嘲笑)」


第2位「えっと、少しはその人の……好みの、女性になる」
麻里子様「合わせちゃうんだ!?」
オカロ「……うん」
麻里子様「貴方色に染まっちゃうよみたいな!?」
オカロ「ううん、少しだけ」
麻里子様「自分を持ってる感じじゃなくね?」
オカロ「はい、持ってます!」


第1位「はい、毎日たくさんチューをしてあげます」
麻里子様(例の不快な摩擦音を立てて雄叫びを上げる)
オカロ「笑い事じゃないだろ! この笑いいらないだろ!」
麻里子様「いやぁ〜あ、ドキドキしたねぇ、ドキドキしたねホントに」
さえ「じゃあ、おはようのチュー、いってらっしゃいのチュー、おかえりのチュー、おやすみのチュー」
オカロ「はい」
麻里子様「あとは?」
さえ「(笑いながら)いただきますのチュー、ごちそうさまのチューみたいな感じですか?」
麻里子様「あとはあとは?」
オカロ「うーん……」


オカロが終始乙女パワー全快で恥らいながら答えているのに対して、完全なる(ああもうぶっちゃけてしまうと)キャバクラ嬢トークで責立てる麻里子様。最終的にこの圧迫面接に耐え切れなくなった純潔オカロは赤面しながら「楽しいねぇえ! 楽しいぃいねえ!」と精神崩壊を起こしてしまった。ラストの締めのコーナーでも麻里子様は「今日は才加ですね!」「もうカリスマだよね、バナナのカリスマ」と煽り続けて、「褒めてんのか貶してるのか」と憤慨するオカロに「貶してないよー、褒めてもないけど」と最後の最後までどこまでもなヤツであった。

以上が深遠なる麻里子様の片鱗である。ここまで書いておいてなんだが、僕の推しメンはたかみなだ。なぜなら、唯一無二の存在である尊い麻里子様に対して『推す』などというスタンスは無礼極まりないからだ。最早『崇拝』という距離感で麻里子様を敬わせて頂いているのだ。つまり僕の推しメンはたかみなであり、崇メンは麻里子様なのだ。ちなみに麻里子様の”自分のここが可愛いと思うランキング”第3位は「顔(調子に乗ってると思われるのがイヤだから3位)」、第2位は「照れ屋さん(自分でもテレながら可愛いと思うから2位)」、第1位は「寝起き(スっと起きてソソソソっと歩けるから1位)」である。世界の迷える子羊たちよ、今こそ麻里子様の下に集うのだ!!! とりあえず麻里子様の画像も添付しておくので、『麻里子女神教』に入会されたい方々は、いますぐお布施として僕にAKBヲタのカワイイ女の子を紹介して下さい。いやAKBヲタでなくてもいいので、可愛くておっぱいが大きくてお金持ちの女の子を紹介して下さい。いや、おっぱいが大きければなんでもいいからください、おねげえしますだ!!!!!



まだまだ初々しい麻里子様



変顔もカワイイ麻里子様



さえも美人だと気付かされる麻里子様



史上最強のアイドル2トップな麻里子様



足がよくわからないことになってる麻里子様



光で飛ばしすぎな麻里子様



ハロショの生写真みたいな麻里子様



なんかもうなんか殺してくれ!な麻里子様



地球に生まれてくれてよかったー!麻里子様



後ろのTheたかみなのほうが気になる麻里子様

どうかしてた日々、どうにでもなりたい日々

そうなんです、『4th Stage Songs「最終ベルが鳴る」チームK』公演を見てきちゃったんです! なんとなく懐かしのAYAYANでスタートしましたが特に意味ありません。いつもどおり友情すらも危ういヲタモダチと仮面カップル制度を利用して観賞しました。隣のカップル席の二人は一言も会話を交わしていなかったのでまだいいほうだと思います。そんなヲタモダチは公演前のナレーションが大島優子だと分かると否や「優ちゃん! 優ちゃん! 優ちゃん!!!」の三連発狂をかましたので「今日ばっかりはマジで殴るかもしんないですよ」と予告鉄拳制裁をしておきました。彼女は事前に大島優子ことコリスと最も視線が合うであろう0ズレポジションを予習しており、僕が「もう一個、席ズレてください」と頼んだところ「絶対イヤです!」と出会って以来の強い口調で否定された。そのぐらい今日のヲタモダチは気合が入っていたというか端的に言って酷く気持ち悪かった。

しかしそんな僕自身も初めて見るチームK公演を前にしてデタラメに緊張していた。ひまわり組でAKBを初めて見たときのような、今日童貞を捨てますよ的な緊張感で顔が強張っていたのだが、「We’re mammoth! 」とか言われて一気に全身の筋肉が緩むと同時に笑いを堪えるので精一杯だった。オープニングから鬼ハードな曲調で攻めてくるのがチームKらしい。”マンモス”に続いてリードナンバーである”最終ベルが鳴る”。今日はダンスに定評がある梅ちゃんをロックオンするのが目的だったのだけど、どうやらまだ完治していないらしく期待していたようなパフォーマンスを見れなかったのが残念だった。”ボーイフレンドの作り方”これめっちゃいい曲! 最高にラブリーな曲調と学園生活的な演出に一瞬で虜になりました。”偉い人になりたくない”「競い合うこと止(や)めたら/世界は平和になる」じゃあ選抜なんてシステムやめろや!で御馴染みの曲ですが、チームKは負け犬への応援歌が多くて、典型的なダメ人間(釣りバカで言うハマちゃん)な僕には有難い。

そしてここで確信に変わったが、この席の0ズレ担当はノンティーとめーたんの最年長コンビ! いやそれが悪いとか言うわけじゃないんだけど……たこ焼きこと増田有華ちゃんに爆レス受けたかったのに……めーたんがトラウマレベルでエグいほど挑発してきてショックを受けた。ヲタモダチが言うには、めーたんは客席から一人をターゲットにして公演中終始責め続けるらしくて、素人童貞ヅラが見初められたのかはわからないが今日は僕が選出されたらしい。アイドルファンであるならば全ての人間が爆レスを望むだろう。しかし永遠に爆レスを被弾し続けるとヲタクはどうなってしまうのか。結論から言って、落ち込む。なんか凹む。裏ビデオを見てしまった中1の夏を思い出した。マンツーマンの授業のような、いやそんな生温いものではなく圧迫面接のような恐怖すらあった。視線を外したら失礼な気がして、僕のポジションからズレて頂けるタイミングを見計らって他のメンバーを見ていた。ヲタモダチは「私だったらずっとめーたん見てましたよ」と他人事な意見を述べていたが、他のメンバーならともかく性帝めーたん様(紅白に出場したのに地上波で水着エプロンを披露してしまう革命アイドル)の絨毯爆撃レスを受け続ける現実に立ち会ってしまったらそんなヲタクらしいことは言っていられない。我が身にその性欲の雨が降り注いだとき全てのキモヲタがただのチェリーボーイに成り下がってしまう。あの人は本当に僕の一つ下なんだろうか、日々勉強だと思った。

MC。いきなり梅ちゃんが「急にベッドで寝たくなって引き出し並べて寝ました」と精神科を紹介したくなるようなギリギリなことを言い出す。梅ちゃんはキワモノだらけのAKBの中でも屈指のド天然だ。そしてオカロが何の脈絡も無くメンバーの名前を叫べば、えれぴょんが社会的に不味いことをぬかし、奥たんがファンからのお願いを拒否し、最終的にはなっちが「これ以上メンバー増やさないで!」と切実な願いを吐露していた。この泥臭さがチームKらしくて凄い。

”リターンマッチ”オカロのオカロによるオカロのための曲と言ってもよいほどオカロがイケメン。梅ちゃんは男役のほうが似合うと思う。でもノンティーとオカロだからこそ椅子を使ったアクションが映えるのかもしれない。”初恋泥棒”えれぴょん、奥たん、かおりんの3人にしか唄えそうにないブリブリのアイドルソングえれぴょんは一体全体どこを見ながら唄っているのだろう、まゆゆとは違った遠い世界を眺めている。”ごめんねジュエル”僕の0ズレにコリスが来たため、歌詞に出てくる「君」部分の指差しパート全てが命中して耐え切れずに本気でニヤけてしまった。隣のヲタモダチ必殺ヲタ芸である顔面俯きを発動してしまいそうなくらい恥ずかしくて死にそうだった。コリスの可愛さは致死量を越えている!、いい具合に気持ち悪いコメントを残せた自負がある。そして最早伝説となりつつある”おしべとめしべと夜の蝶々”。ともーみの代わりになるるが出演していたのだが、ガッツリ思いっ切り本気で接吻されていて笑った。なんだこの曲!? ただのVシネマじゃねえか!!! ともーみでもう一回見たい!!!!! ”16人姉妹の歌”笑った。一々面白かった。中でも最高に笑ったのは等身大パネルのこばかなのポーズ。腕を十字にクロスさせて人差し指と親指を立ててる絵がバカ丸出しだった。ちなみにこばかなの紹介部分は「十女の香菜ちゃんは大馬鹿で漢字も英語も空気も読めません」。

MC。一つひとつ拾うのがカッタルイまでにこばかなバカ。心理テストを読み上げて客席に向かって「みなさんどうですかー?」と突然訊ね出し、慌ててなっちが「そんなこと訊いたら一斉に答え返ってくるけど、どうするの?」と問い詰めたら、「どうもしない」と言い切るブルース・リーの教えを固く守るバカ。この公演を見て一気にこばかなが好きになった。思ってたよりもぜんぜん可愛かった。

”Stand up”、”Coolgirl”、”回遊魚のキャパシティ”Aは文科系、Kは体育会系と言われてるらしいが、Kのダンスは確かにAにはないスピード感がある。視点を定めさせない速さでフォーメーションが変わってゆく。それゆえ気付いたらもう曲終わってる!!!っていうパターンが多くて、もう一回見たい!とオートマティックに思わされるシステムが出来上がっている。今回強烈に覚えているのは、ラストの振り向きざまのキメポーズでコリスが回転しながら頭にフードを被ったんだけど、あれが偶然なのか故意なのかが気になった。だからもう一回見たい!───このように永久ループに陥る。

MC。よく覚えてないけど研究生の北原里英って子がすげーカワイイ! Aに入って欲しい! AKBがレギュラー出演しているラジオに研究生ながら既に呼ばれているので相当プッシュされているのだろう。これから注目していこうと思います。

”会いに行こう”会いたかったのアンサーソングと呼ぶにはテイストがあまりに違うが、(アンコールを含まない)最後の曲に相応しい優しくも切ない曲。ほっこりした気分になる。でもこれで終わらないのがチームKらしい。アンコール後の”シャムネコ”はアップテンポなビートなのに振り付けは完全にザ・秋葉原な萌え猫ダンス! これをAやBがやったらアイドルソングに仕上がるのだろうけど、Kがやると微妙な矛盾が生じてカッコよく見えるから面白い。”メロスの道”今まで見たAKB48の全パフォーマンスの中で最もドラマチックでスペクタルで美しい! 人数の多いグループが一番輝くダンスの演出は、フォーメーションやラインを重視した人と人が有機的に機能する姿だと思うのだけど、口で言うような簡単なことではなく、個人のダンスの精度を高めた上に全員の息を揃えなければならない至難の業だ。二組を対立させて展開させてゆくダンスはKでなければ成立しない団結力と技術の高さを見せてもらえて感動した。

ラストのMCでは、腹筋バカのオカロが筋肉の疲労感が気持ち良いとド変態発言をすれば、ノンティーが後輩にキスのレッスンをするというアイドル掟破りのMCをかました。衝撃的なのはその内容で、お風呂の蛇口を恋人の顔だとイメージして特訓するという昭和乙女丸出しのドン引き発言だった。ノンティーそんな努力をしてたんだ。あと珍しくなっつみーが勇気を出してボケたが、こちら側が謝罪したいほど面白くなかった。しかし顔面が地獄のように真っ赤になっていたのでなっつみーはカワイイ。同じスベリ隊でも、たかみな師匠とはDNAが決定的に違う。なっつみーが持つ初々しさとはエターナル関係無いめーたんが「ごちそうさまでした」と今日のガッツリキスの感想を述べていた。AKB斬新過ぎる。

”支え”チームKを見たのは今日初めてだったのに軽く泣いてしまった。演出が露骨過ぎる。千秋楽さよなら予告じゃないか!!! やだー! 辞めないでー! だけどAKBからの卒業は悪いことじゃないって誰かが言ってた! つーかそもそも卒業なんて決まってねえ!!! とりあえず面白かったので今度はともーみが出演しているときに見に行きたいです。

マッハ越えて飛べ俺の唾

ROCK IN JAPAN FES.2008も落ちた、NHK”MUSIC JAPAN”の抽選も落ちた、HEY!×3も見逃した!!! 神よ一体全体俺に何をお望みなのですか……死ぬほどPerfume運が無い! 逆に神懸っているほどパフュ運がカス!!! 25歳にして完全にグレた! だから秋葉原に行って、みんなでAKB48を見よう! そんなわけで『1st Stage Songs「PerfumeがないならAKB48を食べればいいじゃない」チーム俺』公演を開幕します。



1.PARTYが始まるよ


ビートルズが終わらしたパーティーはここから始まる! 記念すべき第一発目の作品。さすがに拙くて初々しい、なんて小煩いことはBe quiet! 楽しまなきゃ損だ! だって夜はこれからなんだから!


2.Only today


青春やないけ! 男だったら引きずってナンボじゃ! みんなも一度はこういう三角関係な甘酸っぱい経験あるんじゃないでしょうか、ないわボケッ! この映像で特筆すべきは、やはりラストのヲタ絶叫だ。熱が違う。


3.初日


泣ける!!! B3rdはマジで捨て曲一切ナッシングだが、やはりこの曲でスタートするからこそ神公演と呼ばれるのだろう。だって歌詞、最早日記だもん。



ここでMC。自己紹介でたかみなが電撃的にスベる予定。



4.涙の湘南


まさかのグループサウンズ! あゆ姉を知らずにここまで来てしまった自分が恥ずかしい! まいまいは痩せてよかった! 麻里子様とこじぱはオールタイム完璧! ゆかりんはなんとく好きだ! なんとなくだけど!


5.脳内パラダイス


最高にポップな楽曲とサビの言葉遊びと小気味良いリズムに乗せたキュートなダンスに心奪われて見逃してしまいがちだが、心底気持ち悪い!!! オープニングの奥たまがブレザーを脱ぐ演出からしアール・ブリュット。それを見て「フゥゥウウ!!!」と歓声を上げるヲタクは居た堪れないけど、そんなキモヲタに向けた本気の応援歌。今まで様々なアイドルグループがファンへ感謝などを贈った曲はたくさんあったが、根元を支えているTHE・キモヲタと真正面から向き合って放たれた渾身の一曲はこれだけ。秋元康の大仕事。この曲に救われた人間が何人いることだろう。なんて絶望的にハッピーな曲なんだ。


6.Dear my teacher


大人に憧れる少女を下世話に書かせたら秋元康に勝てる人間はいない。でもトラックは超カッコイイ。問答無用の名曲。


7.Virgin love


”Dear my teacher”を聴くと、どうしてもこの曲をセットで聴きたくなる。幼気なアイドルが性を中途半端に押し出すと安っぽくなって見ていられないが、AKB48はその下品さすらも武器にしてしまえる雑食性がある。このタフネスさこそが一流のエンターテイナーに欠かせない要素。つまらないプライドを捨てれば一気にAKB48の面白さが見えてくるはずだ。


8.ただいま 恋愛中


Perfumeのガガガ・スクラッチで騒いでる奴らはこれ聴いて慄け! めっちゃ高まる! 井上ヨシマサは天才。



二度目のMC。ここではオカロとたかみなが麻里子様に叩き潰されて、オカロ&たかみなのわけのわからない熱血パワーで反攻しようと試みるも、タイムパラドックスが起きそうなくらいスベる予定。



9.誕生日の夜


AKB48の楽曲の中で1,2を争うほど好き。多幸感が爆発したパーティーソング。ちなみに僕は缶コーラわざと振って何事もないように差し出して速攻家に帰られたことがあります。


10.ビバ!ハリケーン


レッスン中にNなっちがAKB48を辞めようかと本気で悩み、オカロが放心状態になってしまったという鬼難易度のダンス。僕はAKB48のダンスパフォーマンスに心動かされることはほとんどないが、この曲だけはダンス映像を見てから曲が好きになったパターン。みぃちゃんのステップに恋した。


11.夕陽を見ているか?


ちょっとでも嫌なことがあった日は即座にこの曲を耳にブチ込み眠りに着く。三ヶ月くらいこの曲に生かされていました。曲は大好きなんだけどイマイチPVを好きになれなかった理由は麻里子様が選抜されていなかったからだと最近気付いた。


12.クラスメイト


”僕の太陽”、”向日葵”、そしてこの曲の中でどれを選ぶのか迷ったんだけど、中二病の僕はクラスメイトと片思いという響きに心底弱い。ステージライトの加減も絶妙だし、りなてぃん、花ちゃん、ひぃちゃん、ゆかりんという4人編成もグッとくる。甘いメロディーに乗せた隠れ美声四人組のハーモニーは遠い昨日を郷愁させる。でたらめに泣ける一曲。



MC。花ちゃんとみぃちゃんが新人の女の子たちにいい感じに話を振るも、こじはるが全てを破壊するトークを展開。グダグダになった場を無理やりたかみなが締めようとして失敗する予定。



13.会いたかった


会いたかったはダンスパターンやフォーメーションなど様々な種類があって、マイベストな会いたかった動画を見つけるのが楽しい。僕の中での涙モンの会いたかったが6月9日の0じ59ふん。たかみな1TOPに麻里子様とこじはるの2ウイングという俺の為のオランダ布陣。とにかく会いたかった!と指を差してほしい。これを生で見るためだけに生きてゆこうと決意している。



アンコール



EC1.転がる石になれ


この曲はやっぱりKじゃなきゃあかんねん! めっちゃアガんねん! MIXがこんなにマッチする曲は他にないねん! チームの名前を高々に宣言するのはやっぱりチームKの一体感が一番やねん! めっちゃカラオケで歌ったんねん! みんなドン引きやねん! そんなことよりもカワイイ女の子とカラオケ行って会いたかったの指差しが欲しいねん! ホンマやで!!!


EC2.BINGO!


1,2,3,4!!!ってやっぱり言いたいのです。チームAVer.を貼るべきなのかと葛藤したが、やはりコリスがカワイイからしかたがない。この曲は聴いているだけでもテンション上がるけど、生で見ると卒倒しそうなくらい興奮する。AKB48最高のキラーチューン。



ラストに今日の感想と感謝。えれぴょんが最後の最後でブチ切れる予定。



EC3.愛の毛布

飛んで聴きに行ってね
思いっきり聴いたことがあるメロディーだけどいい曲には変わりない。



全員で横一列になって挨拶して終了。




ちなみに2nd公演はこういうラインナップになっております。

向日葵
僕の太陽
小池
必殺テレポート
ガラスの I LOVE YOU
Two years later
ワッショイB!
白いシャツ
投げキッスで撃ち落とせ!
AKB48
草原の奇跡
竹内先輩
2人乗りの自転車
気になる転校生
青空のそばにいて
あなたとクリスマスイブ


影アナ・麻里子様「なんとなく楽しかったです。なんとなく次回もよろしくお願いします」

長い手紙を書きまくりたい

先日の『HAPPY!』のオープニングで直ちゃんが”Baby cruising Love(あれポリリズムだろ)”を歌っている最中にズームになった後ろで見切れてるの僕です、世界中の皆さんはじめまして、ちなみに後ろ向いてます。なもんでAKB48"4th Stage Songs「ただいま 恋愛中」チームA"の感想を書きたいと思います。会社を遅刻しておいて速攻帰るというニート覚悟のヲタ魂で秋葉原へと足を急がせた。チケットを取ってくれたヲタモダチは開場ギリギリまで現れなかった。僕は劇場ホールの狭い通路で待っているのが大嫌いなのでドン・キホーテAKB48コーナーで時間を潰していた。ヲタモダチと合流して8Fへ向かうと相変わらずクソ暑苦しい空間にヲタが群れている。Perfumeのライブに来るオシャレ野郎どもに慣れてしまったのかどうにもヲタ密度の高い空間が息苦しくなっている。だけどPerfumeのライブを見に行った女の子からすればパフュヲタもほとんどおっさんばかりに見えたらしいので年齢層はあまり変わらないのだろう。それどころかパフュヲタにはほとんど散見できない制服着たオシャレ男子高校生がやたらいる。彼らの学生生活は色んな意味で大丈夫なのだろうかと心配になるも、ヲタ臭がしないのでなんかガチでAKBを狙ってそうで萌えた。僕はAKB48を見る前は常にこんなどうでもいいことを考えて愚痴しか言わない。「席座ったら寝るわ」と常にローテンションだ。一緒に見に行ったヲタモダチが「AKB見るときはいつでも落ち込んでますよねえ」と気を使うまでにクールヲタクを装っているが、内心キャーキャーだわ!である。

カップル席の列に並んでいると、今日はメ〜テレのテレビ収録が入るとのアナウンスが流れる。おそらくSKE48関連の番組だろう。「会いたかったやるんじぇねえの!」ヲタモダチと始まる前から勝手に盛り上がる。僕は”会いたかった”で指差しを頂いて失禁するのが夢だったので勃起しかけていたが、結果だけ先に言うとやるわけがなかった。そんなわけで開始を告げる”overture”が流れる。何度聴いてもこれは最高に高まる。初めて見たひまわり組のときは然程盛り上がっていなかったのにチーム別になるとヲタの結束力が段違い。このオープニングを考えた人間は天才だ。そして一曲目の”ただいま 恋愛中”が始まる。大好きな曲だったので超ガッつく。そしてずっと見たかった生花ちゃんが見れて大興奮。AKB48のラジオを聴いているとおそろしい確立で花ちゃんと接触するのでずっと見たかった。続いて”くまのぬいぐるみ”まいまい見るのも初めてだったと思い出しておっぱいの大きさに感動する。ずっとおっぱいだけを見続ける。そう言えば花ちゃんだとかまいまいだとか普通にニックネームで書いていますが、一々説明しないのでハロヲタ/パフュヲタのみなさんは気になったら自分で調べて下さい。そして調べてるうちにドツボにハマって兼ヲタになってください、こちら側(極めて残念な世界)で待っています。”Only today”! これもメッチャ好きな曲!!! やっぱチームAだなあ!と心の底から叫びたくなる。ともちんとみぃちゃんのロリ・ハーモニーで死ぬ! 安直な青春ソング大好きだ!!!

MCに入り、それぞれがファンからの質問を答えながら自己紹介をしてゆく。そこでヲタモダチが異変に気付く。「ともちんの顔見て下さい」そこには不機嫌を通り越して今にも「タリぃんだよ」と舞台の最中に早退かましそうな暗黒なツラをしたともちんがいた。怖い怖いと僕らは怯えていたが、これは僕のせいではないかと反省した。なぜなら、ともちんはひまわり組に続きまたも僕の0ズレポジションに立っていたのだが、一回見たからもういいやとばかりに全く視線を合わせなかったからだ。そんな危険思想を早くも抱いていた。AKB48の一番の楽しみ方は、とことんまで勘違いをすることだ。この一瞬に恋するのだ。MCはやっぱりたかみなの空気クラッシャーっぷりが愛らしい。アイドルもトークが出来なければ生き残れない時代に、ここまでセンスがなくヲタヲタしい人間も貴重だ。ゆかりんも相当外していたが計算づくのスベリ方なので笑いが起きる。どんな話にも自信を持っている不器用なたかみなは石川梨華臭が凄い。一番面白かったのは、列車のポーズでハケてゆくAKBメンバーに向かって「俺も連れて行って!!!」と絶叫していたヲタだった。

”7時12分の初恋”は、おーぃえにひたらす恐怖を感じていた。会いたかった選抜メンバーのプライベート映像を見た日から戦慄がはしっていたのだが、生おーぃえはそれを遥かに超える破壊力があった。なぜおーぃえは首を前に出してずっと目を細めながら唄っているのだろう。あっちゃんと並べちゃダメだろ、あっちゃんと並べちゃダメだ、そればかりを強く思っていた。そんなおーぃえだからこそ愛しい。”春が来るまで”は佐藤亜美菜っていう新人の子とまいまいの声質が全力で反発しあっていて、なんか、すげえなって思った。”純愛のクレッシェンド”こじはるを改めて尊敬。容姿端麗で天然キャラだと往々にして歌もダンスもズレてるってパターンが見受けられるのだけど、こじはるはそこに甘えずにたかみな&みぃちゃんというバリバリダンス踊ってくるメンバーに見劣りしない水準のパフォーマンスを見せてくれる。この子は本当にアイドルが好きなんだろうなあと思う。”Faint”研究生の中西優香が目立っていた。ダンスのスキルはまだまだ低いけど、リズムの取り方が素晴らしくて運動神経いいんだろうなって感心した。BoA好きのともちんは活き活きしていたし、花ちゃんはただ単に僕のタイプだ、なんで選別メンバーに入れないんだ! ”帰郷”最早麻里子様だけを終始見続ける。今日の目的は麻里子様だけをロックオンするはずだったのになんだかんだでテンションあがって完全に我を忘れていたので、ここぞとばかりに我を忘れて麻里子様だけを目視する。3秒以上目線が合うと耐えられなくて死にたくなる。美しすぎる。絶対この世で今一番美しいって! なんでここを読んでいるお前らはそれに気付かないんだ! 今の麻里子様を見逃すことは幼少期の菅谷梨沙子をスルーしているに等しい! ハロヲタもパフュヲタも関係ねえんだ! 楽しいことはたくさんあったほうが幸せだろう、カワイイ子はたくさんいたほうが幸せだろう、君も今ならまだ間に合う! 黄金の時間に乗り遅れるな! つーかこの曲まんまモーニング娘。の”ふるさと”! 超潔い!!!

ここのMCでは麻里子様とりなてぃんとゆかりんの背筋の凍る三文芝居が繰り広げられていたので割愛させて頂く。りなてぃんってこんな子だったんだと自分の中のイメージとギャップを感じた。

”ダルイカンジ”たかみなは常に必死だ。この子は構成とか考えずにどの曲も全力だから面白い。一人だけ汗かいて前髪がいつも額に張り付いている。みんながダルイ感じを表現するため半笑いなのにたかみなだけがずっと真顔だ、てめぇバカだろと注意してあげたくなる。やっぱりたかみなを一番応援したい───たかみなは処女! ”Mr. Kissman”だからおーぃえが怖いんだって! どこ見てんだよこの目! 朧げすぎんだろ! 絶対キメちゃってる目だって! マジでギリギリなおーぃえが気になって他の子が目に入らなかった。”君が教えてくれた”こじはるのピチT! こじはるの胸の谷間! こじはる! こじはる! 麻里子様もシャツだけど……まぁいいやこじはる!!! ついでにまいまいのおっぱいも観賞しようかと思ったけどネルシャツ着てた、残念、俺が。”BINGO!”きたぁあああ! 音圧クソ高い! どこのクラブハウスだ! Perfumeのライブよりも耳に厳しい! いやあ高まるわ。みぃちゃんが0ズレに来ても別に気にしないで他の子を見ていたけど、なんとなく視線を合わせたら満面の笑みになっていたのでみぃちゃんは僕のことが好きです、ありがとうございます。そしてこじはるの指差しをくらって完全に麻里子様から寝返りそうになった。

ここのMCは板野先生のオンステージ。「ゆかりんは変態、迷いが見える、改善しないとダメ」と普通に舞台上で説教を始める。エンジンがかかってしまった板野先生はその毒牙をりなてぃんに向けて、2年くらいやっている自己紹介に対して「この先が見えない、そもそもなんで味噌汁をプッシュしてるのかがわからない」りなてぃんの根本を揺るがす発言をドロップ。りなてぃん泣き出すんじゃねえかってくらい板野先生絶好調。これぞチームA! 天然・メルヘン・エゴイストしかいないのがチームA! 弱肉強食こそがチームA! ちなみに僕は超のつくド新参です! 佐藤亜美菜って子は新人なのに腕組んで堂々と立っていたので常人では精神が病んでしまうチームAでも十分やってゆけるなと確信しました、れいにゃんがんばれ! メンバーチェンジをしてMC。わざとらしい会話をしていると駆け込んできたみぃちゃんが「大変だ!」とSKE48発足のお知らせ。自分たちの将来を不安視するトークは普通に笑えた。みぃちゃんの「名古屋のあっちゃんよりも秋葉原のみぃちゃんのほうが弱くない!?」発言や、こじはるの「みんなハロショみたいに名古屋限定の写真に食いつくんだ!」と見も蓋もないことをブッ放したり、誰が名古屋に左遷させられるかという話題になったら「浦野がいけばいい」と同じ事務所としてこじはるが愛情溢れることを言えば、花ちゃんは「浦野は育成担当」とメチャクチャなことを言い出して、SKE48も「仲間」だということを何度も何度も強調していた。最終的にはたかみなが最高に盛り上がっていた劇場を、時空が捩れるかのごとく寒い発言をして冷やしてくれた(メモリストさんを参照)。

”軽蔑していた愛情”りなてぃんの表現力は変幻自在のパフォーマー大島優子さんに張るんじゃなかろうか。現場で見て一番惹き込まれたのはりなてぃんだった。

今日の一日支配人だったみぃちゃん推しの外人さん(みぃちゃんが出てきたときの発狂っぷりがカッコよかった)のアメリカンなアンコールはリズムが良くて独自性があって楽しかったので定着すればいいなあ。

”LOVE CHASE”イントロの登場シーンがかっくいい。スパイダーマンネットの演出の必要性はわからない。”制服が邪魔をする”りなてぃんがエロい、くそエロい、ひたすらエロい、天才的にエロい。”Lay down!”の映像にあるNなっちの背後から襲い掛かるりなてぃんのエロスに慄いていたが予想以上のエロだった。

スクリーン映像は、花ちゃんのドライっぷりと佐藤亜美菜の若さ溢れる対比っぷりが面白い。

そしてラストはなぜかパジャマで”なんて素敵な世界に生まれたのだろう”。この過剰な演出が好きだ。

普段はここで終了の予定が、今日はサプライズイベントで新曲”Baby! Baby! Baby!”PVフル上映。欲望がないためかやたらこういうサプライズイベントに遭遇する機会が多い。Perfumeと違って別に落選してもいいやぐらいに思っているせいなのか、全て当選しているし、行く度に何かしら起こっている気がする。キモいまでのAKB運だとヲタモダチと感動しあう。特報の選抜メンバー全員分(20台)のカメラマン映像に笑った。肝心のPVはポップなメロディーに合わせたカラフルな衣装を着たメンバーと夏を意識した水着(最近の0:59の活躍によりめーたんが選抜されたのかと思っていたが、このためだったのか!!!と深く頷かせる演出)、そして必然性が問われるあっちゃんのセクシーカットに分かれている。リズム感のいいカット割と人数の多さを意識させない動き続けるカメラとメンバーのハッピーさが爆発している演出、全てが素晴らしいPVに仕上がっています。でもあっちゃんカット必要なの? あっちゃん人気に乗ろうとしてるの? 夢にかけた映像だっていうのはわかるんだけど、薄々感づかれているかもしれませんが、僕はあっちゃんに対して全くと言ってよいほど食指の動かされないEDな人間なので諸手を挙げて歓迎できなかった。ただ隣で見ていたヲタモダチはあっちゃんのセクシーカットのシーンで、誰もがごくりと唾を飲み込み黙りこくっている中「あっちゃんエロい!!!!!」と劇場に響き渡る大声で発狂しやがってマジで顔面ハタいてやろうかと思った。コイツが公演中に度々顔を俯けてはニヤついているのに気付いてもあえて触れていなかったが、ここまで本気で気持ち悪いと思ったのは初めてだったので女だとか関係無しにブっ叩いてやろうかと悩むぐらい僕が恥ずかしかった。でも叩いたら劇場に連れて行ってくれなそうなので止めておいた。とにかくPVは最高だったし、SMAPの”SHAKE”と”BANG! BANG! バカンス!”をmixしたような突き抜けたサマーソングは純粋に大好きです! マジでいい曲だと思っています!

団結力のK、成長を見守るBの楽しさはわかるんだけど、僕はやっぱり鬩ぎあっているチームAが大好きです。

時間が過ぎるその背中は美しいだろう? Yes!

5月31日のPerfume First Tour「GAME」@横浜BLITZに行ってきました。開場同時くらいにBLITZに着くと既にチラホラ入場しているお客さんがいた。ダラーと並ぶ列を素通りして入り口にたどり着くと、一緒に見に行った後輩が「にしおかすみこがいますよ!」と騒いでいる。どうやら来週の”HAPPY!”の収録をしていたようだったが残念ながら僕が見たときには何処かへと立ち去っていた。ロッカーに荷物を押し込んで最前ブロックに突入する。とりあえず後輩に「前線は女の子危ない」「たぶんなんも見えない」「後ろで落ち着いて見たほうがイイ」と散々脅して知人の目を気にしないで騒げる空間を作り出す。今思えば「どこら辺で見たほうがいいんですか?」とか質問していたから相当不安だっただろうに「わかんない、自分で探して」とフルパワーで突き放して放置した。近場の女の子よりも遠くのPerfumePerfumeは人を狂わせる。人が埋まりだすと所々で「ナオちゃーん!」と叫ぶ客の声が聞こえる。僕はテッキリBEE-HIVE當山奈央が来ているんだと思って、古参の眼力のあざとさに感心していたが、そういえば”HAPPY!”にも直ちゃんっていたね、あの人のポジションを知りたいね。

僕の周りのお客さんは比較的Perfumeライブ慣れしているような人間(ラグランシャツとタオルを装備している)ばかりだったので安心していたのだが、右隣の落ち着いた雰囲気の女性二人がどうも初めてPerfumeを見に来た感が強いスタイル(ゆったりしたワンピースにバック装備)と会話をしていて、大丈夫かなぁ……と心配していたら暗転してお決まりの圧縮が始まると「な、なんなの!? なんなの!!!」という断末魔と共にセレブ女性はフェイドアウトしていった……南無三! 最初に一言かけておけばよかったと一瞬後悔するも”GAME”の縦乗りと体力フルゲージの客のモッシュに体を委ねて何かもを忘れる。周りにそんなに背の高い人間がいなかったからモッシュの最中も悠々とPerfumeが見える。というよりも、あの地獄の仙台より生還した人間からしたら細波のような緩さで何が来ても笑顔で返せるレベルに現場ヲタとして成長していた。”エレクトロ・ワールド ”と”コンピューターシティ ”の時点で何人もの客が青ざめた顔で脱落して行く。その空いたスペースを争って客が肩と足を入れ合う。”コンピュータードライビング”で揺れたタイミングを狙って一歩でもPerfumeに近づこうとみんなが押し寄せる。しかしシンレッドラインを越えた僕からすればそんなアタックも鼻糞のようなもんで動かざること山の如しを貫き通す。ただ目の前の女の子が飛ぶたびに顎をガツンガツンと跳ね上げられて舌を噛まないように必死だった。女の子、すげえ。

MCに入ってPerfumeが酸素を吸いに端に避けたとき、かしゆかがミラーボール調のオブジェで髪を直していたのが可愛かった。コール&レスポンスするも、客は当然のように全てを完璧に返してしまい、あ〜ちゃんが「なんでみなさん知ってるんですか!?」と驚いていたが、みなさんキモヲタだからです!と返す以外なかった。最早おまいつばかりの客(僕だって、他のお客さんからすればテメェどんだけ来るんだよと思われているのだろう)で前線は固められていた。

Twinkle Snow Powdery Snow”、”Baby cruising Love”、”ファンデーション”、かしゆかがずっとカワイイ。今回のツアーには毎回違う友人を誘ってライブに行ったんだけど、なんとなくのっちが好きな奴らばっかりだったのに男子はあ〜ちゃんが好きになり女子はかしゆかが好きになって帰っていった。あ〜ちゃんはとにかく優しいし、かしゆかは永遠にカワイイからしかたない。だけど一周回ってのっちに辿り着いてしまうのもまた致し方ない。

”Butterfly”後の”Take me Take me”は、かしゆかの流し目を頂き発狂死しかけた。最後の最後でかしゆかのエロさを理解した。”シークレットシークレット”は今まで高まりすぎて何も記憶に残っていなかったから最後に落ち着いて観賞することにした。「これは運命なんだね/たしかにそんなようだね」このパートの三人で向かい合いながら指を鳴らして回っているダンスが最高にグッときて泣きそうになった。やっぱり”GAME”の中ではダントツにカッコイイ。と、ここまで書いておいてなんだが全く感想を書く気になれない。なぜなら6月1日ファイナルのレポートを読んでしまったからだ。なぜ僕はあの場にいなかったんだ、何十万払ってでも行くべきだったのでは? あらゆる後悔と嫉妬がとめどなく湧き上がる。僕はハロプロが大好きだったけど二年に一回くらいしかライブに行かない超在宅派だった。それがPerfumeのおかげで毎週のように現場に赴いて汗だくになって楽しむような必死ヲタにまで成長できた。それなのにどうして最後だけ見逃してしまったんだろう。どうもPerfumeのMCを聞いていたら5月31日のチケットを取れた人間はファイナルのチケットを取れていない風な言い方をされていたのでしょうがないっちゃしょうがないんだけどやり切れない。

そりゃこの日のライブだって楽しかったよ、喋りすぎのあ〜ちゃんに「早く曲行こうよ」と言ったかしゆかは可愛かったし、”ジェニーはご機嫌ななめ”でのっちに煽られたし、”Perfume”ではあ〜ちゃん爆レスを受けた気になっている。”セラミックガール”でサイリウムを振っている客にビックリしたし、ルーレットで客に過度の期待をされてテンパってるかしゆかにキュンキュンしたし、気を使ってのっちが「パーだす!」と宣言して、それを聞いたかしゆかがのっちありがとうとばかりに「チーをだす!」と宣言して、それを聞いたあ〜ちゃんが「じゃあグーだす!」と一切合財空気を読まない天使っぷりを炸裂させていた。このガチさこそがPerfumeだ。しかもあ〜ちゃんが勝った上に「やっちまった!」って感じで頭を抱えていたのが笑えた。ラブリーって辞書で引いたらあ〜ちゃんって書いてあったよ。”wonder2 ”だっていつもどおり胸が一杯になったさ! でもファイナルに行った奴らはいつも以上の瞬間を味わったんだろ!? すばらしくNICE CHOICEな瞬間を体感したんだろ!!! くそったれ! ライブ後汗だくになってスダレみたいな前髪になった僕を見て後輩が爆笑してたよ! そんな後輩と帰宅している最中、駅のホームでハロヲタモダチ二人に偶然会って全力で無視しちゃったよ! 声かけられた瞬間、心の中で頭抱えていたよ! しかも事前に冗談交じりで「見つけても喋りかけないで下さい」みたいな悪魔発言をしておいたのに「AKB48のチケット取れましたよ」みたいなことを喜々として言われて、こいつを今ココで殺すか、今すぐ僕が電車に飛び込むか、後輩の顔面に熱々のラーメンを「そいッッッ!」と被せるか悩んだ結果、二人の存在を無かったことにするという血も涙も無いマネをしたよ! 後輩に「あの人たちとはどういう関係なんですか?」と訊かれて「マ、マイミクの人……」とギリギリな言い訳をしたよ! そうさ、僕はハロプロAKB48も女の子に薦められないのにPerfumeはプッシュしちゃうファッションヲタクさ! 流行りものに弱いから後輩にはアイドルを薦めずにシフォン主義を教えておいたよ! アイドル背信者だ! ユダヲタだ!!! 電車に乗って消えてゆく僕らを見てヲタモダチが「友達じゃないのかよ……」と呟いたエピソードを聞いたときはさすがに塵みたいな僕の良心って奴も痛んだふりをしたけど、三日後にはそのヲタモダチAKB48を見に行った極悪非道なマイライフ。そんなAKB48が面白すぎたので次回はそのライブ(公演)の感想を書きます。

いつでも僕らをヨロシク頼むよ

やっぱり誰も6月1日の横浜BLITZチケットくれやしない! ホントに行きたいのに誰もくれやしない! 今、本気で考えているのは後輩にあげる予定だった5月31日分の横浜BLITZチケットを生贄に献上しようかと悩んでいます。背に腹はかえられぬ。非情になれ、黒く染まれ、全てをPerfumeに捧げるのだ!!! でも嫌われたくない! 社内で陰口叩かれたくない! だから誰かください! 代わりに、少年タケシの企画「PerfumeのMV作ってくれんかねぇ?」に投稿しようと思ってmixiラクガキ機能を使いマウスでこつこつ書き上げた絵画集を公の場に発表する。ちなみ私は小学生の頃、豊島区の漫画コンペティションで最優秀賞を獲得し、藤子・F・不二雄先生からドラえもんのカラー原画サインを頂いたほどのハッキリ天才である。ちなみにこれは私の人生唯一の自慢である。刮目せよ! そして苦笑いor「うわぁ……」って顔しろ!!!!!




















すいませんっした!

ばらの花

Perfume First Tour「GAME」@仙台CLUB JUNK BOXに行って参りました。前回の日記で、大阪で衝撃、東京で歓喜、新潟で至福、ならば仙台では何が見れるんだと胸を膨らませていましたが、トンネルを抜けるとそこは地獄でした。まさかPerfumeのライブで地獄を見るとは思ってもいませんでした。GWに会社を休まず、体調を崩していた為ライブ前日には会社を遅刻して病院で風邪薬を貰い(最早人生Perfume中心)、この日のためにコンディションを整えていたつもりが仙台に向かうバスがアホとしか言いようのないレベルで冷房吹き荒れ、ライブハウスに着く前からガンガン咳き込み&冷や汗が背中を伝い、立ち止まっている人間にフルパワーで衝突してしまうような朦朧とした意識の中、でもPerfumeのライブで汗かけば治るだろう的な楽観視をした愚か者が仙台CLUB JUNK BOXで地獄を見ました。新潟で味を占めて地方に対して調子に乗っていた自分も確かにいました。仙台ごめん、Perfumeごめん、そんな想いを込めて日記を書きます。

中央のバー手前付近にポジションを取った僕は不安を覚えていた。まるでステージが見えない。ステージが低いどころかすげー狭い。例のシャンデリア調の装飾もメタリックなオブジェも置いていない、ように見えた。それすらも確認できないまでに何も見えない。今日ほど、なぜ僕は身長が180センチないのか、なぜイケメンではないのか、端的に言うとなぜ絶対彼氏もこみちではないのかと自分を恨んだ日はありませんでした。そんな邪悪なオーラに気付いてなのか、目の前の180センチぐらいの兄ちゃんが前を譲ってくれました。パフュヲタの優しさに涙したのですが、それでも何も見えやしねえ。まあでも曲始まったら圧縮になって前方詰まるから大丈夫だろうとどこかでこの箱をナメていた部分がありました。そして”GAME”が始まり、やっぱなんも見えやしねえええええッッッ!!!!! すげえ客盛り上がってるんだけどすげえ何も見えねええええ! 後ろから「何も見えない!」というシャウトが所々で聞こえる! 安心しろ同士よ、僕も何も見えてやしな、あ! かしゆかライトセイバー見え”エレクトロ・ワールド”始まっちった! すげえ盛り上がってるけど手すら上げられねえ! なんだこれ!? 圧縮なんてカワイイもんじゃねえぞ! つーかバー手前女性ばっかで突っ込めねえからバカみてえな後ろからのアタック踏ん張ってもう死にたい”コンピューターシティ”は何一つ伝わってこねえ! 絶望した!!! そこはかとない絶望感でいっぱい! 無理に仙台に来るんじゃなかった! どうせなら一人でも多くの仙台にいるファンの方に譲れば良かったという後悔が───”コンピュータードライビング ”「揺れてー!」って言われても白濁とした世界に黒い影が蠢く映像しか視界には入ってこない。ボーっとしたまま一気にMCまで突入してしまった。

MCでなんとか楽しめるスペースと体力を確保しようとしたが、殺意を感じる勢いで空調が効かない。Perfume First Tour「GAME」@サウナ。かいちゃいけないタイプの汗がダラダラどころかドロドロと流れ落ちる。客と客の頭の隙間からなんとかPerfumeを覗き込もうとして隣の客と顔が擦れる。アイドル蜘蛛の糸、そうここは地獄だ、僕は地獄に来たんだ。「3人合わせて、Perfumeです!」いつもは大声で被せたくなる自己紹介も遠くに聞こえる。しかしPerfume様はそんな後方にいる魑魅魍魎どもの絶望具合に気付いて下さったのか、一段上の台に上ってくださった。それだけで体力が回復した気になったし、このときはまだPerfumeのコールにも返せる余力があった。それにあ〜ちゃんはこの時点で相当客がヤラれてる様子を気にしていたみたいでいつにない早さでMCを切り上げた(スタッフに空調についても注文していたみたいだ)。

あ〜ちゃんに煽られても客が空気を読んでタイトルを言わなかった”Twinkle Snow Powdery Snow”当然見えない。”Baby cruising Love ”の時点で前線に行った友人は脱落してロビーに下がったらしい。”ファンデーション”かしゆかを見せてくれ! かしゆかを見せてくれればもう少し頑張れる気がするんだ! ガッツが足りないんだ!!! とりあえず音にあわせてファンデーションのサビのフリをやって手を上げてみるがが何も見えない。この場所で初めてPerfumeのライブを経験する人はどう思ってしまうんだろうと考え込む。いつもはどうでもいい”Butterfly”が視覚を必要としないせいなのかやけに楽しかった。

”Take me Take me”うわぁ……たまにチョロっと見えていたPerfumeの顔が一切見えない、ダメだ心が折れそうになってきた。ふと極めて体調が悪かったことを思い出して急激な欝に襲われ逃げ出しそうになるが”シークレットシークレット”! イントロだけで一気に戦える気持ちになるも、そうM・I・E・N・A・I! ”マカロニ”はマイクスタンドでPerfumeのポジションが完全固定されるので、どう足掻いても見えないものは見えないからバックのスクリーンに映るPVを楽しむ。THE・家で見るのと一緒という逆転の発想でなんとか乗り切る。

MCだけが僕の心の拠り所だった。台に上がってくれるのでPerfumeのご尊顔をやっと覗くことができる。ちゃあぽんのブログにより発覚したあ〜ちゃんの痛めた首は整体に行ったことによりケロっと治ったらしい。take me take meの途中で「ブチッ」とやったらしい。それを笑ったらのっちが「笑い事じゃありませんよ」と怒っていた。のっちはとりあえず自分のスダレみたいな髪型を直した方がいい。待望のあ〜ちゃんとのち夫物語は、のち夫の残念っぷりが更に加速していた。あ〜ちゃんは約束どおりかしゆた先生とサンシャインのプラネタリウムを見に行く。「あれが水瓶座だよ」「あ〜ちゃん、あれです! あれあ〜ちゃんです!」と水瓶座あ〜ちゃんになってしまうほど親密なかしゆた先生のレッスンに「ボディータッチが多いんだよなあ」と素の声で嫉妬する大本さん。耐え切れずにあ〜ちゃんに電話をするもauお留守番サービスに繋がってしまう。しつこく電話をしてみるも完全無視されて挙句の果てに「最近迷惑しているんです」と存外な扱いを受けるのち夫。全日本モテない男子代表のち夫に自己投影して号泣しかけている中でもかしゆた先生はスマートなエスコートを魅せる。もうダメだ、のち夫お前はよくやったよ、もういいからこっち来て一緒に酒飲もうぜ!と声をかけそうになっていたら、あ〜ちゃんからフォローのメールが! しかし、のち夫の着信音はチョコレイト・ディスコ! はい残念!!! そんなこんなで無理やり3人で遊びに行く理由を作って次回へ。このドラマも残すところあと3回。奇跡を信じて、かしゆた×のち夫カップルが生まれるのを信じています。

「盛り上がりたい人〜?」「楽しみたい人〜?」なんつーギリギリのコールが飛びますまでに限界ヨロシクな客に今回最大のプレゼント、”ポリリズム”のポージングから曲付きのnakano kill you! CLUB JUNK BOXPerfumeの翌日が凛として時雨のライブで、どうやらピエール中野も見に来ていたらしく、こういう目配せがPerfumeの優しさだ。しかもこのパートを一番練習したらしい、殊勝アイドルPerfume。正直ここのMCで後ろに下がろうと思ったくらい死にかけていたが、怒涛のキラーチューンで残った全ての体力を使い切ってから下がろうと決めた。ポリリズム辺りから圧縮が緩くなって飛べる状態になったのでPerfumeの姿をやっと目視できるようになった。しかも飛んでる方が遥かに楽で”チョコレイト・ディスコ”では全てを忘れて楽しめた。”パーフェクトスター・パーフェクトスタイル”全力で手を振り上げて一体になった。”ジェニーはご機嫌ななめ”自棄になって声を枯らした。そして”Perfume ”手を上げ続ける力すらも残っていなかったので、右手と左手を交互に出して真っ白な灰になった。すっからかんだった。

アンコールの最中、一声も出せなかった。もう下がらなきゃという敗北感と、あと3曲だけだという執着心との葛藤に深呼吸をしながらタオルで顔を拭うも、そのタオル自体が最早機能を失い重荷でしかなかった。Perfumeが出てくるなりに「暑くてすいません」と謝っている。あ〜ちゃんがスタッフに「もう少し空調どうにかならないんですか?」と訊いたらしいがこれが最大出力だという。なぜZepp Sendaiじゃないんだ!とDir en greyに八つ当たりしたくなる。武道館ライブ発表。あ〜ちゃんが「水道橋じゃなくて九段下です、ちゃんと順を追っていきますから」とロックな発言。大きな目標を打ち立てては全て越えてきたPerfumeは未だ立ち止まる様子を見せない、カッコイイ。”セラミックガール”の振り付け説明が始まる。いつの間にか前方の人の群れが無くなりPerfume3人の顔も見えるようになっていた。言うまでもなくLIVING DEADな状態だったのでダラダラと手を上げていたら、かしゆかさんに「今、みんな油断してたでしょ!」と注意される。いやもうムリっすよ!と心の底で空しく叫んだ声が届いたのか「ごめんねえ、もう少しで終わるからねえ、チャッチャッと行くから」とあ〜ちゃんが謝った。こんなことをPefumeに言わせてしまうライブがあっていいんだろうか。疲労と謝意が混沌として深い挫折の中、セラミックガール終わりに後ろに下がった。僕が進む先は、けもの道のように既にホールから脱出した人たちの通った跡が残されていた。ロビーに出ると別世界のように空気が澄んでいた。そこには僕と同じように廃人と化したファンが何人もいた。生まれて初めてワンドリンク制度を利用してウーロン茶を飲んだ。あんなに冷たくて美味いウーロン茶を飲んだのも人生で初めてだった。僕がダウンしている間もスタッフに引きずられながら出てくる人がいた。先にロビーに出て行った友人が言うには軽く10人を越える客が運ばれていったらしい。ホールの入り口付近にいる人が「モノクロームエフェクトに決まった」とロビーにいる人間に告げる。戻ろうとするも入り口付近が逆圧縮状態になっていて諦め、ロビーで静かに”wonder2 ”の歌声だけを聴いた。「ラーラーラーラー」観客の声が響いている。ロビーの中で手を振る人がいる。小さく拍手をして、全てが終わる前にライブハウスを後にした。仙台CLUB JUNK BOX向かい側のコンビニで1リットルのアクエリアス買って飲んだ、こんな味だったっけな。