行け! 行け! 私の両足

今日リリースになったAKB48の新曲”10年桜”を買いに池袋のタワレコHMVへ足を運んでみたところ既に完売。あれですか、オサレBOYS&GIRLSしか入ることが許されない外資系CDショップさんは、ヲタクのフラゲ分しかアイドルの曲は置きませんか? テメェラ大声ダイヤモンドのときも在庫切れかましたじゃねえかッッッ! 反省はゼロか!!! お前らみたいな山崎洋一郎派かタナソー派かで喧々囂々してる連中が偏見塗れの濁った眼差しで本当に今熱いものを気付けず見逃してしまうんだよ! チャットモンチーを激推しするのは構いませんが、そんなにも山のように積んだCDが一日で売り切れるわけ無いんだから、えっちゃんファンだけでなくあっちゃんヲタにもスペースを分けてやってはくれませんか? それともあれですか、ヲタクは専用のAKB48劇場で買えってことですか?……バカが! 劇場版と通常版では中身が違うのだよ、中身が! 劇場版は握手券1枚付き・生写真1種付きでなんと1000円ジャスト! まぁ〜お買い得! だが、通常版に至っては『10年桜 MUSIC CLIP』+『メイキング映像』+『特典映像1 永久保存版「キスして」映像』+『特典映像2』のDVDがついて驚愕の1600円ポッキリ! 不況も恐れぬ価格破壊! 奥さん、買うなら今ですよ! でも買いたくてもブツが置いてねえだんよ! だから辛抱溜まらずにYou Tubeさんで特典映像1を見ちゃいました、テヘ! そんなわけで気になった映像を貼ってゆきたいと思います。



・まずはフツウに可愛い、れいな・れなコンビの場合



初々しい! 混沌としたAKB(SKE)48には稀有な透明感を二人とも持っている。れいにゃんは所属事務所の先輩である蒼井優さんみたいな女優さんになってほしいです。



・対するは、下ネタ・彼氏ネタなんでもござれなダブル大島の場合



ハイ、かぶった! やっちまいました二人そろってのウィスパーボイス! 酸いも甘いも噛み分けた二人が「キスして」というドストレートな単語を前にして弾き出した答えは案外ベタな回答でした。なんかあれだな、切なくなる。ここから先はメンバーがお題に対して悪戦苦闘する様をお楽しみ下さい。



・befor,afterがキテる二人の場合



キスして前のさっしーの油断しきった死んだ目! 新橋で三軒くらい梯子してそろそろ人生語りだす寸前の出来上がったおっさんの瞳をしています。そして大声ダイヤモンドの特典映像である「大好き」ではハイクオリティーな告白を見せてくださったともちんさんは、今回は完全に調子に乗ってイタタタタタ!っていう仕上がりになっています。どうして顎を上げた! なぜしたり顔だ! ともちん、もしかしてキス待ってる顔かもしれないけど、ここだけの話、なんか笑える!



・場所考えてから言えやっていう場合



おい、風、風!!!



・とにかく頑張ってる人たちの場合



やりすぎ家庭教師じゃろ。みぃちゃん、計算の後が物凄い見えて涙ぐましい。このタイミングで息吐いて、セリフ言った後に顔上げーの、それから視線下げーの、つーかこれ前回の大島優子さんのパクリーノ! ここを読んでいるAKB48を知らない皆さんにこれだけは言いたい、みぃちゃんは努力家なんです! そして、みゃお! どういうこと!? どういうシチュエーション!? 義理のお兄ちゃん? キスしてくれなきゃ家に帰らないからね!的なぁッ!?───今、自分自身のキモさのポテンシャルに驚いています。とりあえず言えることは、みゃおは天才!



・だけどAKB最強の天才はやっぱりこの人だった場合



何も言うな! 心で感じろ!!!



・おまけ

ガンバレ乙女(笑)

君はAKB48VSアイドリング!!!を見たか! 日本テレビの”AKBINGO!”内で行われた死闘の数々! それは僕の眠っていたテレビっ子魂とアイドルヲタクDNAをリア充という氷塊から目覚めさせてくれた。今日はその伝説の一戦(2週目)の感想を書きたいと思う。ちなみにリア充なんてのは当然ウソでクリスマスもブッチギリで明石家サンタのネタを考えていました。初詣にて世界中のカップルが死滅するようにお祈りしておきました。

AKBINGO!で行われたバトルは『落としちゃやーよタリナイ48』というモニターに映される画像の中から本来の姿に足りないものを当てるクイズコーナー。間違った場合は日テレ伝統ビートたけしお笑いウルトラクイズよろしく白粉の中へ勢いよく突き落とされます。古典芸能をアイドルが肌で経験するなんでもアリな時代になりました。仕切りのまいまいがタイトルコールをしている最中にAKB側では宮澤佐江大島優子の手によりゲーム一切関係無しに粉へと落とされそうになり、アイドリング側では谷澤恵里香加藤沙耶香に突き落とされかけていました。





開戦前から既に熱い様相を見せる両陣営。前哨戦は無表情で悪事を為す鬼教官大島優子の勝利と言えるでしょう。第一戦目はAKB48から今世紀最後の女神・篠田麻里子様、アイドリングからは冷静な知的キャラぶってるが本当は天然・横山ルリカさんのツインタワーバトル(高身長)。とにかく麻里子様が可愛くて可愛くて可愛くて今日も綿毛を飛ばします、と永遠に麻里子様の可愛さだけを触れていたくなるのだが、ここは歯茎から血が流れるほど食いしばり欲望に打ち勝ち先へと進みます。身長の話題になり背を比べるため麻里子様が気を使って横山さんの方に背中を向けるも横山さん完全無視。升野に注意されて体勢を変えるもこの有様。





えとちゃんのマジツラが面白いが相変わらず横山さんの天然は酷い。とりあえず麻里子様がファンとしては認めたくないオヤジギャグを放ったときのさえの苦いツラも載せておきますね。





そこからお互いの特技自慢となり、横山さんが得意のドラムプレーを見せようとするもドラムセットが無いためエアードラムを披露。エアードラムと聞いた麻里子様は苦笑い。なぜなら麻里子様は上記のようなテキトー発言によりエアーオカリナが得意だと嘯いてしまったことがあった。それ以降、麻里子様は何かある度に番組側からエアーオカリナを強請される。しかし以前ラジオ番組に出演した際にリスナーからエアーオカリナを見せてと言われて「今日はオカリナを忘れた」とエアーにあるまじき発言によりブースの空気を氷点へと下げるまで徹底的に断り続けた強靭な女王様魂も持ち合わせている。それはともかく麻里子様がご自慢のエアーオカリナを発動させた次の瞬間、信じ難い事態───いや大事件と言ってもいい衝撃映像が我々の眼に飛び込んだ。





あの「天は麻里子様の上に人を造らず、麻里子様の下に人を造った」でお馴染みの篠田麻里子様が頭をはたかれたのだ! エアーオカリナを喜々とプレーする麻里子様の横で升野が雷オヤジのように渋い顔をしていたから嫌な予感はしていたが、まさかあの麻里子様の頭をはたくという計算値が下等生物である人間の頭脳から弾き出される日が来るとは夢にも思っていませんでした。一瞬悲鳴があがると同時に編集で次のカットに飛ばされていたので現場は騒然となっていたことでしょう。ヤンキー上がりのバッドボーイズが今まで出来なかったことを簡単に成し遂げてしまえる升野の無知っぷりとアイドルの完璧な往なし方に戦慄を覚えると同時に、人生で初めて私の頭を本気で叩いてくれる人に出会った……と麻里子様が恋に落ちてしまうのではないかと不安です。あと升野のトーク捌きは内村光良への強烈なリスペクトを感じる。ちなみにゲームは麻里子様が勝ちました。


第二戦目は宮澤佐江VS谷澤恵里香。さきほどゲーム開始前から粉に落とされかけた因縁の二人。登場したそばからバッドボーイズと升野にお互い押され合い、またも粉に落ちかける始末。




メンバーからの愛され方が尋常じゃない二人は元気をアピールするために自らの体でそれを表現します。





張り切りすぎて腕をホンイキで角に強打する谷澤さん。この場面は何度見ても腹が痛くなるアイドル史に刻まれた屈指の名場面だと思います。そのまま特技の変顔対決に突入。アイドリングメンバーが次々と変顔を見せてAKBが劣勢に追い込まれる中、AKB側は最終手段としてアトミックボム大島優子を投入する。ジョン・ライドンは言った「Idol is dead」それはまさにアイドルの歴史が変わった時だった。








本人の名誉のためにカワイイ大島優子さんことコリスが前を通ります。





そこからなぜか総力戦の全員変顔対決へと移行。





アイドリングはえとちゃんのナチュラル変顔も素晴らしいが、やはりその後ろに控えるアイドル界NO.1のファンタジスタまいぷること遠藤舞さんがダントツ。鼻の穴広げる、顎ずらし、白目、要所3点を抑えた完璧な変顔。なぜここまでできるのか。つーかなぜやってしまうのか。ふだんは超おっとりしているが、えとちゃんと笑いに対してだけは何処までもストイックなまいぷる。理論からネタを作って計算した笑いを取れるアイドルはまいぷるだけだと思います。他のメンバーも素晴らしい。下の画像を見て欲しい。さや姉もやざパイも奮闘している。さえも上記のコリスを参考にしたアイドル・カタストロフィっぷりを見せ付けている。しかもそのコリスは上記とは異なった(先程は全体的に顔面を下へ押さえつける変顔だったのに対して今回は上へ上へと開放している)変顔を見せている。さすが無限の表情を持つ女、さすがバリのお面……あ、あれ? 信じたくないんだけどあれ!? そのコリスの隣の人あれえええッッッ!!!





麻里子様だけ満面のアイドルスマイルなんですけどおおお!!! みんなが恥も外聞もなく全力で変顔してるのに麻里子様一人だけプリクラみたいに裏ピースしちゃってるんですけどおおおおお!!!!! これが篠田麻里子! 誰にも媚びない引かない揺るがない! 天上天下唯我独尊! 歌収録の”スカートひらり”でも麻里子様だけはタイトルに反抗してスカートを決してひるがえさずブルマを見せない(もちろんコリスは丸出し)! さすが麻里子様!おれたちにできない事を平然とやってのけるッ、そこにシビれる!あこがれるゥ! まぁアイドリングメンバーが誰一人欠けることなく恥を晒そうが天才こじはるに至ってはただただモニター見て傍観しているだけなので許してあげて下さい。まいまいが後ろで腕を組みながら「うわぁ……」ってなってるのも許してあげて下さい。ゲームはやざパイが勝利したにも関わらず自分から白粉へダイブ。こいつは移動式無法地帯か……。


第三戦はコリスVSまいぷる。みなさんご存知ないでしょうが僕はまいぷるファンとしても一家言ある人間です。まだまいぷる椎名林檎みたいなホクロがあった時代から好きでした。その昔2ちゃんねるのアイドリングスレでは(しかもモーニング娘。の板)、アイドリング!!!での活動が純粋なる芸能界デビューのまいぷるを俺らで応援しよう!という酷く気持ちの悪い運動が起こっていて『お願い!ファン様!!!』というファン投票によりランキングが決まるコーナーで人気のないまいぷるを1位にしようという何処までもピュアな悪巧みが企てられていた。その結果、8週くらい連続で1位となってしまい「おいおい、やり過ぎだろ」という話になり翌週には余裕で最下位付近まで転落するという軌跡を僕は見てきた。でもイジられていたのは大島優子さんだった。まいぷるの鳩大好きネタに対抗するため無理やり導き出した「ウサギにバナナあげてます」話。更に「ウサギにバナナあげるとどうなるんだ?」と追求されて無茶振りの果てにテンパった大島さんが出した答え。





注目すべきは麻里子様が今まで見たことない真剣な顔でコリスのボケを待ち、お笑い大好きまゆゆが両手を組んで大島さんのボケが成功するように願っている、そして恐らくこじはるが何も考えていないことだ。無だ。無の境地のツラをしている。悟りを開いている。こじはるの体はここにあって魂はここではない場所にある。僕は最近まで彼女のことを天然の振りをして頭の中で緻密な計算をしている人間だと思っていたのだが、どうやらサバンナの八木と同じく天然の域を超えて『自然』にまで到達していると人種だと言えよう。ゲームはコリスの勝利。


第四戦は板野友美VS森田涼花。アイドリングに関しては1期生までしか追っかけていないので2期生については何も知らないのだけど森田さんはなかなかどうしてバカみたいだ。好きな四文字熟語と問われて「馬に念仏」とどこから手をつけてよいのかわからぬ答えをする。だけどAKBの天才こじはるも答える「犬も歩けば棒に当たる」四文字というルールすら無視! その言葉自体たぶん好きじゃねえし! もう色々含めて面倒くせえ! 最後に真性のバカ大島麻衣さんが力道山ポーズで超自慢げに言う「大島麻衣」。マジで4秒ほどの無音が起きた。音が消える様を「シーン」と表現したのは手塚治虫だが、生まれて初めて自分の耳で痛いほど体感できた。それを聞いたアイドリングメンバー菊地さん(この子はできる!)の「え? いいの?」って顔が最高だった。ゲームは板野さんの勝利。森田さんは「SUBWAYモスバーガーの間違いかなと思ってた」と四次元発言をしていたので負けてもしょうがないです。つーかともちんが全く触れられてねえ!!! あまりに可哀想なのでともちんのカワイイ棒読み動画置いておきますね。





あともう我慢できないのでデートに30分遅刻してこんな顔されてえええ!麻里子様のお冠画像貼っておきますね。





終戦はえれぴょんVSえとちゃん。私事で恐縮ですが、このエントリーを書いている最中に一回飯を食いに外に出かけて、さあ腹もいっぱいになったことだし書くぞ!と勇み立ってみたもののテンションが全く取り戻せず今に至るので尻切れ蜻蛉で申し訳ありませんがここで筆を折らせて頂きます。代わりに今まで頑張って書いたり貼ってきたことが無意味になる動画貼っておきます。






明日は”AKB48リクエストアワーセットリストベスト100 2009”@SHIBUYA-AXに参加するので虐めないで下さい。AKB48私的ベスト10書いておきます。


1.会いたかった
http://www.akb48.co.jp/song/movie/02a03.html
2.Dear my teacher
http://www.akb48.co.jp/song/movie/02a11.html
3.夕陽を見ているか?
http://www.akb48.co.jp/song/movie/01h13.html
4.初日
http://www.akb48.co.jp/song/movie/03b01.html
5.転がる石になれ
http://www.akb48.co.jp/song/movie/02k13.html
6.誕生日の夜
http://www.akb48.co.jp/song/movie/03a03.html
7.Two years later
http://www.akb48.co.jp/song/movie/03b10.html
8.ワッショイB!
http://www.akb48.co.jp/song/movie/03b14.html
9.脳内パラダイス
http://www.akb48.co.jp/song/movie/03k02.html
10.必殺テレポート
http://www.akb48.co.jp/song/movie/03b02.html

AKB48楽曲大賞 2008

http://akb48vote.com



・楽曲部門


1位 初日

何も知らないまま見に行ったAKB48(チームB)を心から楽しめたのは、この曲に出会えたから。何回聞いても色褪せることなく純衝動を思い出す。”初日”というタイトルを聞いたときは笑ったけど、この曲に触れ合うたびに何度でも初めてのドキドキが蘇ってくる。”初日”という名前が全てを表している。ベース音がめっちゃ気持ちいい。



http://www.akb48.co.jp/song/lyric/B31.html



2位 Baby!Baby!Baby!

片思いの儚い情熱の中で決して感傷的にはならずに、強く前を向きながら恋のプリミティブな感動を繊細に歌い上げている。端的に言ってめちゃくちゃいい曲だと思う。音作りも丁寧で奇麗。アレンジャーが素晴らしい。




3位 大声ダイヤモンド

Perfumeにとってのポリリズムのように一気にAKB48ネクストステージへと連れて行った決定曲。リリース直後からハロヲタもパフュヲタも関係なく大声ダイヤモンドのMVをブログにバンバン貼り付けてゆく様を見て、何かが変わってゆくのが鮮明に伝わってきた。”会いたかった”じゃ我慢できなくなっちゃった青春情熱物語。



http://www.akb48.co.jp/song/lyric/a5_M16.html



4位 必殺テレポート

B3rdが神公演と呼ばれる所以は”初日”の次に位置するこの超絶ポップチューンの連打が大きいと思う。この曲はチームAもチームKも唄うことができないチームBの外連味のない純粋さが爆発していて最高に胸が躍る。……ああパジャマドライブ公演すげえ見たくなってきたぁああああ!


http://www.akb48.co.jp/song/movie/03b02.html
http://www.akb48.co.jp/song/lyric/B32.html



5位 109

以前感想書いたのでもうごちゃごちゃ言う必要ないけど、僕はこの曲はアイドル史に残る曲だと思っているんですよ、残らなくてもいいけど。



http://www.akb48.co.jp/song/lyric/a5_M11.html


ちなみに6位以下の順位


愛の毛布
長い光
Bye Bye Bye
愛とプライド
Two years later
恋愛禁止条例
ワッショイB!
スコールの間に
ボーイフレンドの作り方
メロスの道
シャムネコ
夢を死なせるわけにいかない
ロマンス、イラネ


俺の名前はチームAびいき!



・PV部門

Baby!Baby!Baby!

”桜の花びらたち 2008”と”大声ダイヤモンド”で悩んだけどこれにしました。上に動画貼ってますけど完璧でしょうよ。あっちゃんのセクシーカットは未だに理解できませんが(夢の中というコンセプトなんだろうけど)、カメラ割もアングルも80'sなビビッドな配色も全てがCHOKKAKUのキラキラサマーアレンジにジャスト! 音のリズムに合わせて映像が活きている(パラレルでない)のはいいMVの基本であり、シンプルながらも極意。このMVをDAMのカラオケで流して悪く言う人聞いたことないもん!



・推しメン部門


篠田麻里子/女神

高橋みなみ/ステレオタイプのジャンプの主人公

北原里英/誰よりも凛としている



・セットリスト部門

『会いたかった A2nd』と『パジャマドライブ B3rd』でクソ悩む!
でも実際に見たことあるのはB3rdだからB3rdで!



・衣裳部門


1位 Baby!Baby!Baby!

それぞれのキャラクターに完璧に合った原色の配合。


2位 AKB参上! 〜 大声ダイヤモンド

白と黒を基調とした落ち着いた色使いがスマートで好き。


3位 Two years later 〜 キスして損しちゃった

嫌味のないアシメントリーなバランスが絶妙でカッコイイ。


4位 となりのバナナ

何をモデルにしているのかわからないけど、幼稚園児でもキャビンアテンダントでもないカオスな感じがゴイスー。


5位 おしべとめしべと夜の蝶々

勃起するから。

けし粒の生命でも私たち輝いてる

11月7日、Perfumeさんの日本武道館ワンマンライブ 2DAYS”エスキモー pino presents BUDOUKaaaaaaaaaaN!!!!!”を見てきました。今日はその感想を書きます。

僕のご用意して頂いたチケットはアリーナのA@「神様はいると思った僕のアーバン・ブルーズへの貢献」状態にライブが始まる前から既にテンションは振り切っていたのですが、武道館というキャパシティーに対してPerfumeがそれに見合ったパフォーマンスを見せることが出来るのかが一抹の不安としてありました。Zepp Tokyoですら使いこなせていなかったセマドルが武道館でやれんのかオイ!と相変わらずの何様目線で心配していたところ、いざライブが始まったらそこは極上のクラブハウス。日本のロックが連綿と受け継がれてきた箱を巨大なクラブハウスに変える魔法を天才Perfumeさんたちは知っていました。路上でライブしたりチラシ配っていたアイドルが武道館を埋め尽くしてしまうなんてこれ以上にロックなことがあるんだろうか。新参のファンだとしても小さな女の子3人が1万人の心を一つに纏め上げてしまう奇跡に心打たれて泣けてしまう。Perfumeを作る全てに感謝します。

武道館の時計が『19:00』を刻み会場全体から手拍子が起こる。開演時間を押すのが恒例行事だと思っていたので、ちょっと気持ちを緩めていたら、アナウンスが流れて会場が真っ暗に。マジでか!!!といつものクセで前方に押し寄せそうになるパブロフの犬な自分がいた。ステージの巨大なビジョンに近未来(久しぶりにこのフレーズ思い出した)の世界を疾走するPerfumeの映像とスピーカーから爆発しそうな重低音。音と映像の猛スピードの世界に体と脳が引きずり込まれて鳥肌が止まらない。爆音と共にPerfumeの3人がシャトルに乗り込みカウントダウンが始まる。巨大な画面の前にPefumeが登場。客席から悲鳴に近い雄叫びが上がるや否や、センター前方に突き出したステージに”コンピューターシティ”のポーズをしながら本物のPerfume3人が登場! そのときの発狂と歓喜を端的に言うと、神! 神様が光臨された! 脳は思考を停止し、体だけが音に反射して無意識に飛び上がる。「絶対故障だ」の部分で音が飛んでしまった。Perfume3人もクラッシュしてしまった音に合わせて何度も「絶対故障だ」のパートを壊れたように踊り続ける。加速する音の果てに辿り着いたのは”edge ”。失禁です。見るもの全てが新しくて感動の波が途絶えることなく心を刺激する。「say yeah!」で客が一斉に叫ぶ。P.T.A.限定のオレンジの聖衣(クロス)を纏った奴ら(モチ自分も)の団結力が尋常じゃない。てめぇら初めて見たんじゃねえのかよ、なんだよこの一体感は、ここは武道館だぞ、マジでみんな最高にもほどがある。そして僕は完全に忘れていた。Perfumeのライブは出だし3曲が悪魔のような展開なのだと。叩き込むように”エレクトロ・ワールド”。どうにでもなってしまえ! 感情の赴いたままにどうなってしまってもいいさ! 感情吐き出して今すぐ素直になれ! Perfumeが大好きだ!!!!!

圧縮が無いのに汗をかいている自分がいる。正直に言うと今回のライブに対して特別な何かを期待していたわけではなかった。RIJFサマソニで経験した疑問を消化できずに武道館を向かえて、もしかしたら自分が今までPerfumeに抱いていた何かを決定的に失ってしまうのではないかという恐れすらあった。バカだった。今も昔もずっと僕はバカだけど、彼女たちは何万年後も最高だ。彼女たちが変わったのではなくて自分の彼女たちを見つめる距離が変わっただけだった。強固なる意志と天性の才能と絶間ない努力で彼女たちの心はいつもそこにある。それはどんなポジションに立つことになっても常に深く下げられるお辞儀からも窺える。1万人が声合わせて「Perfumeです!」と叫ぶ。Perfumeがみんなの心の中に確かにある何にも代え難い素敵な瞬間だ。あ〜ちゃん君が代を歌えば、みんなも歌い、止めたくなったらラストのワンフレーズ残して勝手に止める。それがあ〜ちゃんで、それを見守る二人がいる。Perfumeが「今日売られてるタオル買った人?」と聞けば、誰も打ち合わせしていないのにみんな同時にタオルを掲げる(しかもほとんどの客が買ってる、モチモチ自分も)。Perfumeはその一体感に素直に驚いていた。それって素敵やん、紳助いたら泣いてるはず。そして恒例の声出しで慄いたのは2階席の気合の入り方。いつもは関係者らが多いから静かなモンだったのに、P.T.A.の先行で申し込んだファンも相当数2階に回されてるらしく笑っちゃうぐらい声がデカくてアリーナからは小さく歓声が沸いた。それに負けてたまるかとみんなが普段以上の声を出していた。ファンいやヲタクってすげえ。

"Plastic Smile"のイントロが流れて「やったね!」と隣の友達に喜びを伝える。友達はGAMEツアー来てないので僕がなぜにこんなにも喜んでいるのか理解できない顔をしていた。武道館で指定席だというのにほぼ友人を無視して一人で楽しんだ。続いて”love the world”。RIJFサマソニもこの曲で流れが途絶えてしまう気がしていたのでlove the worldやらなかったらすげえなと思っていたのだけど、まあやりますよね。でも初めて発表するミドルテンポのPlastic Smileのあとに持ってきたので奇麗に繋がっていた。チュチュチュ!ってやるのは楽しい。んで”マカロニ”。個人的な思い入れが強すぎるため素で涙。アリーナからだと、センターステージで唄われると正面から見れない!と悔しがっていたらステージがまさかの回転。スペースがあるのでPerfumeのライブで初めて振りコピする。涙しながら振りコピするヲタ、日本で一等気持ち悪い自信があった。

2回目のMCでは怒涛の客イジリー。のっちが右サイドに走ってきたのでヲタが絶叫するも、あ〜ちゃんが喋ってるから「しーっ!」と窘められる。左サイドではかしゆかが客に手を振りまくっているというのにだ。ストイックだぜのっち。だけどあ〜ちゃん先生による『客席にいるカワイイ女の子講座』を聞かないで手を振り続けていた樫野さんは「聞いてんの!?」と怒られる。「聞いてるよ! ゆか気付いてたもん!」と反論するかしゆか。そんな二人を見て「もしかして修羅場!?」喜々とするのっち。ゴキゲンだぜのっち。そしてあ〜ちゃんにイジられるためにあらゆる武装をしてくるヲタたちもだいぶゴキゲン。しかしカップルの腕組みには勝てない。一通り話し終わり、”Baby cruising Love”のポージングに入る3人。だけど案の定あ〜ちゃんのマシンガントークは終わることなく、立ち膝ついているかしゆかを無理やり立たせてスポンサーへの感謝を述べる。あ〜ちゃんこそが法なのだ。

Baby cruising Love、”Take me Take me”のゆったりと魅了するダンスを骨髄まで味わって脳みそが溶けそうになっていたらPerfumeがステージから下がった。”Butterfly”のイントロが流れ出した刹那にオレンジの聖衣を纏ったヲタたちが一斉に着席。しかしボーカル音にのせて巨大画面にPerfumeの3人が映った刹那「ツアーとは違うじゃねえかよ!」と一斉にヲタが立ち上がったのには今日イチ笑えた(重ね重ね自分も含む)。予想以上に早い休憩タイム終了後には休んでんじゃねえよとばかりにアゲアゲのウエウエの”GAME”。ライトセイバーに大暴れしていたら”シークレットシークレット ”。ダメだ、漏れる。穴という穴から液体が漏れる。「これは運命なんだね」のパートで3人が顔向き合わせて踊る場面は何度見ても泣きそうになる。頭が真っ白になってるのにとどまることなく”パーフェクトスター・パーフェクトスタイル”。武道館全体が手を突き上げて指を振っている。全てが一体になる高揚感。本当にPerfumeはパーフェクトスターになってしまった。

MC。定番のコールアンドレスポンスで改めて思ったのはおっさん率が高いこと(自分も最早その中)。なんとなくPerfumeヲタは他のアイドルと一線を画するオシャレヲタが多いみたいなイメージがあるけど、むしろハロプロAKB48に比べて小金持ちが多くて年齢層が高い気がする。あと「そうじゃない人!」が多すぎる。僕も涎を垂らしながら「ハァーイッ!!!」と初めて手を上げてしまった。それにしても老若男女みんなが幸せそうなツラをしてる。間違いなくあの時間の武道館は世界一ハッピーな場所だった。

”セラミックガール”久しぶりに隣にいた友達の存在を思い出して「次はこうだよ」と指の形を指示する。セラミックガールで体を温めた後は真打”ジェニーはご機嫌ななめ”。眉間に皺を寄せながらPerfumeの名前を吠えて大乱舞。最高だ、武道館が心底気持ち悪い、最高すぎる! 武道館全体で名前をコールするアーティストが今現在他にいるかっつーの。特異性を普遍性に変えてしまえるマジックを持った最強のアイドルだ。メッチャ汗かいた後は地面が震えるようなキックが鳴り響く中、あ〜ちゃんが前に出てきて「ジャンプ!」と客を何度も無理やり飛ばせる。続けて「一度やってみたかった」ウェーブを強請。あ〜ちゃん総統に統率されたドMしかいないパフュヲタはラリった目で超精密な波を再現。テンションが上がったあ〜ちゃん閣下は「Say Ho〜!」と悪ふざけ発動。もちろん我々I Wanna Be Your Dogは何の抵抗もなく「Ho〜!」と返す。「yeh yeh yeh yeh yeh」と言われればツアー中に何度も口酸っぱく注意されてきた「trial dance!」まで完璧に返す。何の脈絡も無く「ウルトラソウル!」と未開の地に突入しても「オイッッッ!!!!!」と飛び上がる準備は出来ているのだ。それこそがヲタなのだ。ただただあ〜ちゃん姫の笑顔を見たいだけなのだ。

そんな中”チョコレイト・ディスコ”! 空っぽになった体力にPerfume3人の笑顔が注ぎ込まれて自然と体が宙に跳ねた。それにしても驚異的な振りコピ率。会場全体でゆっくりと掌を上げてゆく絵は宗教的な神聖さすらあった。ラストのサタデー・ナイト・フィーバーポーズを全員が決めて歓声が上がると”ポリリズム”。ダンスホールから知性が取り除かれてそこにある何もかもが音楽の一部と化した。素晴らしいセットリストだ。”Perfume 〜ソックス フィックス マックス”のセットリストが頂点だと思っていたけど、現在のPerfumeの楽曲でも何度もカタルシスが訪れることを証明した素晴らしい構成。最後は”Puppy love”、ずっと待ってたんやでぇえ! Perfumeさんツンデレーション待ってたんやでえええ! でもなんだこの振り! もっと聞かせる系で良かったと思うのに『おかあさんといっしょ』的な集団ダンスに萎えるも1階席の幼女が超喜んでいた。やたらのっちがアリーナ無視して1階ばっかりに爆レスしてんなと思っていたら、ステージの端からすげえ近距離に小さい女の子がいて、タイマンでライブしてるかの如くのっちは御執心だった。のっちがSPEEDになると決心してPerfumeになったようにあの子もいつかPerfumeになると決意してラブリーな女の子になったら素敵だな。

アンコール。さすがに拍手は疎らだったが徐々に統一されてゆく。ゆっくりPerfumeの3人が出てくる。涙を流しながらあ〜ちゃんは「本当に、ありがとう以上の言葉があればいいのに……」言葉を詰まらせる。僕はあ〜ちゃんが泣くと涙よりも笑顔が零れてくる。彼女の優しさに、心地よいココロの粒子に触れてラッキーになれる気がするからだ。新曲”Dream Fighter ”の説明をしていると1階席中央の客席から自然と拍手が沸き起こる。Perfumeが何事かと顔を見合わせていると客席にスポットライトが当たり神登場。単独ライブを初めて見に来てくれたことに感動していると言うよりも不思議に感じちゃってる3人。のっちが「電池食べてるだけじゃないんだねえ」と訝しげに呟いていたのが面白かった。

Dream Fighter”は自分の中で消化できていなかったけどPerfumeさんのダンスを見て速攻で寝返る。客に煽られてヤスタカは恥ずかしそうに手を振ってるだけじゃなく掟ポルシェを見習ってタモリ締めの一つもしてみせる誠意を見せろ、Perfumeさんに感謝しろ。そしてそしてそしてライブ来たならこれやらなきゃ帰れないよアンセムPerfume”へ。やっぱりRIJFサマソニに究極欠けていたピースはこれだ。Perfumeが”Perfume”やらないで誰がやるっつーんだ。ここに来れてよかった。武道館はアーティストと距離があるって思っていたけどそんなことはなかった。その距離を瞬時に縮める術をPerfumeは知っている。空間も時間も越える方程式を知ってる。クラバーもヲタクも小学生もおばあちゃんもメガネもレーシックもカエラ宇多丸も全てをない交ぜに僕らは一つになる。そして一つになった心は”wonder2”で解放される。サラリーマンも親子もカップルも浪人生もミュージシャンも俳優もフリーターもアイドルも、みんながそれぞれの暮らしに帰ってゆく。僕らはピースサインで手を振り、「ラララ」と今日に別れを告げて明日へと進んでゆく。それでもあの日止まった時計はきっとまた動き出し幸せな物語を運んでくれる。だってPerfumeだけはほかと何かが違う不思議な存在だからだ。

YOUNG GIRL 17 SEXUALLY KNOWING



おおおおおおお高まる!!!! 正直、大声ダイヤモンド買う気はなかったけど、この曲目当てで買います! 誰だこのアレンジャー! ドラムのフィルインは熱いし、シンセストリングスは大仰に盛り上げる。ベースは疾走しながら芯を支えているし、ギターのワウもアルペジオチョーキングもバカみてえに泣ける!!!! 安っぽさがいい具合に沁みる! これぞジャパニーズブルース! 歌詞もいい、大体のバースは焼き増しに過ぎないんだけど、最後を『109』で纏めてしまった時点で大傑作ですよ! 21世紀の日本に生きる少女の日常と拙い情念が全て109で昇華されている! 女の子への距離感が面白い。モーニング娘。のようなつんく♂のアイドル王道感やPerfumeのようなヤスタカのコンセプチュアルな世界観ではなく、秋元康の女子中高生に対する諦観がAKB48にジャスト! ゼロ年代ちあきなおみ! ムード歌謡ミュータント! 普遍性の欠片もないこの時代だけを切り取った曲ですけど、なんで今まで無かったのかってくらいAKB48にしか出来ない最高傑作だと思います。今すぐ半田健人マーティ・フリードマンに聴かせろ!



傘さえ持たずに雨の中を飛び出した
濡れてしまえば頬の涙も消えるから
すれ違う人は哀れんではくれるけど
私を分かってはくれない
彼の部屋で鉢合わせした
あの彼女はどこの誰か教えて


愛はまるで道に迷ったエトランゼ
何処へ行けばいいの私一人きりで
上の空で歩いた
緩い坂を上った
気づいたら109


右手に携帯握り締めて待っていた
彼の言葉はどんな嘘でも頷ける
友達はみんな遊ばれてるよというから
誰にも相談できない
女の子は悲しい時
何故ここへと歩いてくるのでしょう


愛はいつも出口見えないラビリンス
何が信じたいの胸の奥の光
通いなれた店先
流行の服眺めて
泣かせてよ109


女の子はここへ来るたび
身も心も大人になっていくの
愛はまるで道に迷ったエトランゼ
何処へ行けばいいの私一人きりで
上の空で歩いた
緩い坂を上った
気づいたら109




1万枚売れないとめーたん卒業しちゃうのでみんな勢いで”甘い股関節”も買っちゃいましょう。
あ、PerfumeのDVDも買いました。みんな最後のあ〜ちゃんの一言に「¥3900(サンキュー!)」しちゃいましょう。

感情吐き出して今すぐに素直になれ!

ここには書いていませんでしたが、もう何度かAKBシアターのほうには足を運んでいて、チームA 4thリバイバルの千秋楽公演も応募してもらっていたのですが見事に全滅してしまい、これは僕のAKB愛が足りないからだと猛省したので戸賀崎支配人の視界にも入るように以前mixiで書いた(5人の卒業前に書いた)”まいまい聖誕祭”公演の感想を焼き直しして書きたいと思います。今見返すと卒業メンバーの気合が違う。

率直に言うと過去最高に面白かった。まいまいの聖誕祭自体はイベントとして格別な盛り上がりは無かったが(むしろ彼女自身が特別なイベントにしないように努めていた気がする、涙目だったけど)、出演していた全員の気合が今日は尋常じゃなかった。ともちんの本気は凄まじかった。昔の公演(DVD)で見せているレベルのダンスを一度も生で見たことがなかったのだけど、この日は動きがキレキレで「すげえ……」って言葉が見ている最中ずっと零れていた。あと他のメンバーが喋っているときは常に退屈な顔をしていた彼女が、反省すると先日の公演で言っていたとおりMC中にずっと顔を上げていたのでビックリした。ともかく今日はAKBNo.1とも言われるダンスパフォーマンスを見せてくれた。あと初めてAKB48を見たときから書いてるけど、ともちんは公演中ずっと俺のことを見ているので俺のことが好き(友人いわく「AKB48を支えているのはファンの勘違い」)。おーぃえはなぜか攻撃的だった。あの超草食アイドルであるおーぃえが全てのMCのラストを掻っ攫っていた。おーぃえの中でも何かしらの意識改革があったのかもしれない。まいまいは超普通! 超普段着! いつ卒業してもオカシクないテンション! 聖誕祭と言えど(誕生日から2週間くらい経ってるからしょうがないっちゃしょうがないけど)いつもどおりのテキトーなまいまいで愛せる。ノゾフィスは相変わらずほのぼのしてたけど驚くくらい可愛かった。こじはるも奇跡的なぐらい上機嫌でテンションが高くて笑った。最近ずっと劇場に出れていなかったから楽しくて仕方なかったのかもしれない。うりゃーは研究生公演ではハンパじゃなく目立つのに全力のチームAに混ざるとさすがに存在感が薄れる。本気のチームAは本当にすごい。あみなもあまり目立たなかったので5thからは頑張って欲しい(今思うと大ファンであるチームAメンバー5人の卒業を聞いて気持ちの落し所に悩んでいたのかもしれない)。その中でもクリスは研究生でありながら負けじとフルパワーでやり切ってるから素晴らしい。チームA相手に一歩も引かずに表情もダンスも作りこんでいる。そろそろ昇格するんじゃなかろうか。麻里子様は言葉にならない。人知を超えているプロポーションは生で見るたびにリアルに失禁しそうになる。冗談抜きで顔面がハンドボールくらいしかない。9頭身くらいある。なんで劇場にいる人間が平然としていられるのか不思議だ。こっちは発狂しそうなのに。

こんなん性欲とか美人だとかカワイイだとかそんな次元じゃないだろ、お布施払わなきゃ! お布施払わなきゃ!って尊い気持ちになるだろ。マジ女神、マジアフロディーテ。でもこんなに神なのにマジオヤジギャグしか言わねえ。劇場全体が凍り付いて鳥肌立っていた。そんなところも含めて超越している。そして今日はド・センターに座っていたので、あっちゃん&たかみなゾーンだったために最初から最後までたかみなを見ていた。カワイイわぁ……なんつーんだろう、どう考えたってあっちゃんのほうが可愛いことは可愛いんだけど必死なんだもん。完全にアプローチ履き違えているんだけど(Mr. Kissmanの「How was it?」の顔は絶対ウケ狙いとしか思えない)メチャ頑張ってるんだもん。いつでもたかみなだけ前髪ベッタリくっついてるんだもん。そりゃチームAのみんなも普段はバカにしてるけど、たかみなを一番尊敬してるって言うよ。そりゃみぃちゃんも「たかみなは人間じゃない」って言うよ。花ちゃんは好きなんだけど、たかみなや麻里子様やともちんが前に来てしまうとどうしても曲中は他の子を見てしまう。今日はMCの部分でも花ちゃんが仕切らなくても話がまわっていた。でもこじはるが暴走しそうになったらブレーキかけている点はさすがだった。りなてぃんはこれだけの能力があるのに様々な事情から燻っているのは不憫でしょうがない。でもたった一点でブレイクする力が今のところ無いのも事実。がんばれりなてぃん! ナタリーも最近のMCでは頑張って前に出てくるんだけどバランス取れていないからスムーズに組み合ってない、ナタリーもがんばれ! れいにゃんはチームAの中に入っても徐々に違和感がなくなってきた。研究生公演ではダントツのオーラを放っているからチームAでも負けずに闘って欲しいです。あっちゃんはもうそこにいるだけでザ・チームAって感じで、完全に大人になったあっちゃんは色気の塊と化して、あーごめんなさい、あっちゃんが可愛くて奇麗なのはわかるんだけど相変わらず楽しみ方が分からない、たかみなばかりを見てしまう。チームA好きな友達が心の底から欲しいんだけど、あっちゃんを楽しめないからたぶん無理だろう。みぃちゃんも今日はありえないくらいハイテンションだったし、パフォーマンスも凄かった。チーム尾木プロは異様な雰囲気だった。だから久しぶりに見た3人の純愛のクレッシェンドは感服した。あんなに楽しかった研究生公演とは比べ物にならなかった。

そんなわけで、大声ダイヤモンドのPV披露!!! Baby×3に続き、初披露のタイミングに出くわす奇跡! 超楽しかった! 学園祭のために仲の良い生徒たちが集まりチームAKBを作ってライブするまでの軌跡を描いた物語。当然のようにあっちゃんが主役。おそらく友達もいなく、学校でも孤立している暗いあっちゃんが勇気を出してチームに参加するも、ダンスを仕切っているさえとケンカして学園祭当日にフケるというさすが純真無垢あっちゃんな話。ビックリしたのはさえの出世ぶり。集合写真でも最前にいたので驚いていたらMVでは準主役級の扱い。チームを結成したのはいいけど誰一人まともなダンスが踊れないメンバーを見兼ねたダンス部のさえがメンバーを熱血指導するという汗臭い役どころ。恋空効果すごい。麻里子様がジャケでは一人違う衣装を着ていたので教師役かと思っていたらただ単に空気を読めていないセレブ野郎だったのには爆笑が起こったし(本人曰く、留年でも教師でも転校生でもなく、『オシャレ番長』という役らしい)、まゆゆは繊細な演技をしているしコリスは常に愛らしくオカロは凛々しく他の選抜されていないメンバーや研究生も参加していたりしたが、やはり破格の扱いはSKE48の松井さん。イントロから登場し、学校から出てゆくあっちゃんと学校へ走りこむ松井さんの肩がぶつかり、お互いを見詰め合うシーンはかなり意味ありげでショッキングな映像だった。新旧交代ではなく、ライバル関係の構図になって欲しいです。それにしてもヲタ友がウザかった。またも劇場内で誰一人声を出していない場面で「あっちゃん落ち込んでる! あっちゃん落ち込んでる!」と一人で暴走を始めたので(Baby Baby Baby!では「あっちゃんエロイ! あっちゃんエロイ!」と大騒ぎしていた)、前回は我慢したが今回ばかりは許せなくて素で「静かにしろ」と叩いて黙らすという暴力を振るっていたのが、僕です。どうかチームA好きのカワイイ女の子、仲良くして下さい。でも明日は大島違いの優子さんの聖誕祭に行きます。DD? いやチームの垣根を越える想い、これぞ人類愛なのだ!

じゃっ夏なんで

ROCK IN JAPAN FES.2008とSUMMER SONIC 2008でPerfumeさんを見てきました。RIJFのほうは二日ぶっ通しで参加しました。1日目はDJブースのダイノジがクソ面白かった。ミスターロッキンオンを名乗るだけあって、見せ方も選曲も繋ぎのパフォーマンスも全てが完璧で昼間から燃え尽きた。DJブース内でダイブが起きたのには笑った。そしてトリのPOLYSICSが最高だった。サークルモッシュに直撃したのはHi-STANDARD以来だったので、若さが眩しかったと同時に肋骨折れたかと思った。そんな状態で2日目を待たずに満身創痍になった僕と友人は、「明日はもういいんじゃない?」「絶対朝起きれないでしょ」と目標を完全に見失っていた。しかし二日目の早朝にはきちんと時間通りに待ち合わせ場所に集合してしまうのがヲタの性。「昨日のは前座ですからね」「前夜祭のわりには盛り上がりましたよね」と、意気揚々と1時間前にはステージに辿り着いた。そこには、人、人、人。必死すぎんだろってくらいステージには大量の人が座り込んでいた。一瞬、現実を受け止め切れなくて立ちくらみが起きたが、何事も無かったかのように座り込んだ人の群れを掻き分けて前方のブロックに紛れ込んだ。そしてPerfumeが登場するといつものように圧縮祭り。それに乗じて最前ブロックへと雪崩れ込む。朝イチから怒涛のモッシュだったが、いつもの単独ライブと違うのはオーディエンスがPerfumeとの距離を少しでも縮めようと闇雲に前へ前へと詰めないことだ。単純にPerfumeの音楽に暴れたい人間がたくさんいて僕の周辺は回りまくっていた。まっさらな空の下、重低音に震えて汗をかきながらカワイイ女の子を見るのは最高に気持ちよかった。

だけど面白かったかと問われればそこまででもなかった。この日のセットリストはGAME(イントロのみ)、シークレット・シークレット、チョコレイト・ディスコlove the world、マカロニ、エレクトロワールド、ポリリズムだった。オリコン1位を取ったアルバム”GAME”主体の組み方で、必殺のナンバーばかりを並べて所謂ファンでない人も十分に楽しめるライブだったと思う……んだがぁ、そんなこたぁあ俺には一切関係ない! 木の子を出せいぃい、木の子をぉおおおッッッ!!!!!! 名前コールさせろやぁあ! ぐるぐるゆー!って言わさせろやぁあああ!!! オリコン1位を取ったPerfumeの売り方としては何も間違ってはいないセットリストなのかもしれないけど、Perfumeが”Perfume”をやらないライブがこんなにも高まらないものなのかと自分のアイドルヲタっぷりに愕然とすると同時に余所行きのPerfumeが残念でもあった。まーキモヲタなんか死ぬべきですけどね。でも僕はそんなキモヲタと低い天井の下、あ〜ちゃんの無茶な要求に耐えながらギトギトした汗まみれになりたいですけどね。ちなみに2日目で一番面白かったのはDJブースのDJハヤシでした。ハヤシヲタになりました。以下はmixiより抜粋です。

歩いているとYMORYDEENが聞こえてきて足を速めると、そこにはDEVOの巻きぐそヘルメット(エナジードーム)をかぶった男が。我らがハヤシは21世紀のスキッツォイド・マンとYMOマッシュアップでエアギターどころか一人エアーバンド開催。いきなり大爆笑の渦。そこからは今日の筋肉少女帯を意識して、鬼の筋少祭り! 例年以上に筋少の連打! 途中でヤノが出てきて無表情でXジャンプ連射。スタッフまで巻き込んでみんな一斉にダ〜メダメダメダメ人間ダァァァメッ!!!!と飛び跳ねる。その勢いでフライングしたかのようにウルトラマンセブンの仮面を被りながらクソやる気の無い動きでルースターズの恋をしようよやりたいだけ!&ユニコーン大・迷・惑! 超カラオケで歌いたくなる! そしてI'M A LOSERを歌い上げるハヤシの振り向きざまの80年代アイドルの笑顔はクソ爽やかで爆笑! そして必殺の帰ってきたウルトラマンで繋げて、なぜかブームの風になりたいを熱唱しながら乳首こすりまくる!我慢できなくなって直にこすりあげながら熱唱! そこからフミ嬢が登場し、イモ欽トリオ/ハイスクール・ララバイをマッシュアップした相川七瀬の夢見る少女じゃいられない熱唱! 途中のビンタまで完璧に決まりお腹いっぱい!!! そこでずっとずっとずっと聴きたかったシーソーゲーム!!! やっぱりハヤシは桜井さんにソックリ! 俺、一人大興奮! 大熱唱! 最後に尾崎紀世彦また逢う日までシメ! 「なぜか さみしいだけ なぜか むなしいだけ」に合わせて持参した椎茸を投げまくる! クソくだらねえ終わり方!!!! ハヤシ大好きだ! 抱いてくれ!!!!

そんなわけでSUMMER SONIC 2008でPerfumeさんを見ることが億劫になって、僕から「Perfume見に行きましょうよ!」と誘ったのに、なぜか僕と友達はPerfumeが出演する予定のDANCE STAGEにはいないで、MARINE STAGEでLOS CAMPESINONS!を見ていた。友達が何度も「Perfume目当てでサマソニ来たのにいいんですか?」と尋ねてきたが、「もうここまで来ちゃったらいいんじゃないですか」とヤケクソになっていた。LOS CAMPESINONS!の音楽に揺れて踊っていた。「ヴァイオリンの子カワイイね」なんて言いながら涼しい風に吹かれていた。ふとケータイを見ると、時刻は11:30を示していた。Perfumeの出演時間は12:30から。それを見た僕は咄嗟に友人に言った、「Perfume見に行こう」。友人はアンタ一体全体何なんだと厭きれ気味だったが、自分の中で眠っていたヲタ小宇宙を抑えきることができなかった。早足でDANCE STAGEに向かうと既に入場規制始まっちまってるんじゃねえかって勢いの満員具合。心が折れかけるも何となく入場してスペースを狙って前へと足を運ぶ。なんとなく流れに沿って前進するもステージから3分の1くらいの場所が限界だった。40分前からこんな事態になってたらPerfume入ってきた瞬間ヤバイことになるんじゃないかと危惧していると、Perfumeが出てくる前からシャレにならない事態になっていた。待っている間にも2度ほど大津波が起こって、何かが倒れる音やそこら中で怒声や悲鳴が上がっていた。ありえない人口密度になっていて、待っている間にも周りの客からは大粒の汗が零れている。DANCE STAGEのMCが出てきて、これ以上圧縮が起こったら中止せざるを得ないと興奮気味にアナウンスする。つーかテメェラがPerfumeをナメてるから(良き所で入場規制をせずに無理やり詰め込むから)、こんな有様になってるんじゃねえかと苛立つ。僕は誰もが「地獄」と口にした仙台のライブを経験した人間だが、あそこには何だかんだでハッピーが残っていた。なぜならみんなPerfumeが大好きな人間が集まっていたからだ。このステージは圧縮も体感温度も舞台の高さも仙台に比べて遥かに良かったのに、遥かにつまらなかった。Perfumeの3人が何度も客の様子を確認して自分自身のライブに集中できる環境ではなかったし、途中で上半身裸のビール瓶持った奴が怒声を発しながら人並みを無理やり掻き分けて出て行ったのには唖然とした。のっちが「隣の人は敵じゃありませんよ!」と説教していたのが全てだったと思う。ライブ後、サマソニで初めてPerfumeを見た友人に僕はひたすら「こんなんじゃないんだよ」と呟いていた。完全に二人とも心が折れていた。でも、その後に出演したYELLEを最前ブロックで見て、あまりの可愛さに発狂しながら踊っていたら全てを忘れた。僕らは何度も何度も「メルシィーボクゥウウウ!」と叫びながら握手していた。そんな夏だった。